ユーラシア・ブックレット
ミクロ分析 経済危機下のロシア

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784885959066
  • NDC分類 332.38
  • Cコード C0336

内容説明

世界的金融危機により大きな打撃を受けたロシアの大企業。その生き残りをかけた戦略を分析し、問題を探る。

目次

第1章 オフショア企業による大企業支配(オフショア企業の概説;オフショア企業の実態 ほか)
第2章 国営銀行による企業融資(金融制度の安定化策;VEB)
第3章 国営企業と国家コーポレーション(国営企業ガスプロムとロスネフチ;国家コーポレーション・ロシアテクノロジーへの国家支援)
第4章 政治家と企業の関係

著者等紹介

塩原俊彦[シオバラトシヒコ]
1956年、群馬県生まれ。高知大学大学院准教授。学術博士。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。95‐98年朝日新聞社モスクワ特派員。専門はロシア政治経済の権力分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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晴天

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およそ10年前の経済の現状分析ではあるが、少なからず良い面もあったソ連時代の遺産のうち経済的な非効率性(生産地、加工地、消費地の非効率な配置や単一産業に依存した都市計画など)が経済危機に際して改めて重しになっており、政府指導部が管制高地に立って統制を強めているという下馬評ほど統制的ではなく、しかし政府企業関係の不透明性も高く、企業は徹底的な国家不信から資金を海外に逃避させて現地法人に株式を保有させるオフショア企業支配の存在感が巨大であり、かつ脱税ばかりがその目的ではなかった、という当時の様相は興味深い。2021/09/26

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