プロパガンダ教本―こんなにチョろい大衆の騙し方

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880862170
  • NDC分類 361.46
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「PRの父」と呼ばれた広報・宣伝(プロパガンダ)の創始者エドワーズ・バーネイが、その発想、技術、具体的手法を赤裸々に著した名著『プロパガンダ』を初邦訳。現代日本の巨大マスコミ支配、情報統制、世論操作の原点を明らかにする。

内容説明

マスメディアの世論操作を見抜くためには、「大衆の世論」を操作する側の手法を知らなければならない。プロパガンダからは私たちは逃れることができない。だからこそプロパガンダを見破る目を持ち、対抗しなければならない。本書を読み終えたあと、皆さんはきっと、「ああ、またダマされた!」とはもう言わなくなるだろう。

目次

第1章 大衆をコントロールする
第2章 新しいプロパガンダの誕生
第3章 新しいプロパガンディストたち
第4章 心理学を応用したプロパガンダ
第5章 巨大化する企業と大衆の関係
第6章 プロパガンダと政治家のリーダーシップ
第7章 女性たちもプロパガンダを使って団結する
第8章 教師や学校だってプロパガンダを行うべきだ
第9章 芸術と現代ビジネスとプロパガンダ
第10章 プロパガンダのメカニズム―どのように伝わるか?

著者等紹介

バーネイズ,エドワード[バーネイズ,エドワード][Bernays,Edward]
「広報・宣伝(PR)の父」と呼ばれるアメリカ人広報マン。1891年ウィーンで生まれ1995年に没したが、戦争宣伝から商品の売り込みまで、ありとあらゆる宣伝活動(プロパガンダ)に従事した。心理学者ジークムント・フロイトの甥であり、多様な心理学手法を駆使して世論操作、大衆の合意形成を行う

中田安彦[ナカタヤスヒコ]
1976年生まれ。早稲田大学卒業後、大手新聞社勤務を経て、副島国家戦略研究所(SNSI)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cockroach's garten

19
宣伝について学んだ若しくはそれに近い職種に就いている者なら彼のことは知っているだろう。リップマンと並んでアメリカから世界まで宣伝に大きな影響力を誇った。いわば草分け的存在のバーネイズ。第一次世界大戦後プロパガンダという言葉がドイツ軍によって印象を悪くしたのを再認識させようとした。本書は人の影響をどうやって上手く操り心理をコントロールするかが書かれている。それは今では一般的な宣伝初歩となっていることから彼の画期的な考えが知れるだろう。

Saiid al-Halawi

5
副題が挑発的に響くけど、内容は思ってたよりマトモ。普通プロパガンダと言えば、マスへ向けたウソの喧伝といったようなどう転んでもネガティブな含意を持つものだけど、本来はそうした価値判断を含むものではないらしい。実際この言葉は本書中で一貫してPRや広報とほぼ同義のものとして扱われてる。特筆すべきなのは、80年以上前の刊行でありながらその内容が不気味なほど今日的であるところ。1928年アメリカという戦間期且つ恐慌直前のアッパーな時代的雰囲気が伺えて面白い。それとこの著者、フロイトの甥。2012/03/15

金糸雀

3
これは図書館ので十分だったなという程度の内容.騙す手法なんて具体的に書いてないですよ事例だけですよ起きて

ソルト

3
原書は1920年頃のようだが、今更、この本をあえて読む必要も少ないと思う。影響力の武器やプロパガンダを読んだ方が面白いしタメになる。2009/04/06

可兒

2
今さら読む必要性も感じなかったが、レポートのために斜め読み。歴史的重要性はあろうが、現代にはもっといい本がありそう2009/12/27

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