「死」の文学、「死者」の書法 - 椎名麟三・大岡昇平の「戦後」

個数:

「死」の文学、「死者」の書法 - 椎名麟三・大岡昇平の「戦後」

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ A5判/ページ数 446p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784877373900
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0093

出版社内容情報

椎名麟三と大岡昇平それぞれの文学テクストにおける「死」および「死者」の表象を分析し、そのありようが「戦後」の文学にいかなる問題を提起し、あるいは可能性をもたらしたかを探る───。

序章 「戦後文学」の思考/志向
第一部 
「死」の文学――椎名麟三論
第一章 「死」と「庶民」
――椎名麟三「深夜の酒宴」論
第二章 「死」と「危急」
――椎名麟三『赤い孤独者』論
第三章 回帰する「恐怖」
――椎名麟三『邂逅』論
第四章 「庶民」と「大衆」
――椎名麟三と映画
第五章 「自由」と表象
――椎名麟三『自由の彼方で』と『私の聖書物語』
第六章 「ほんとう」の分裂
――椎名麟三『美しい女』と「戦後」の文学
第二部 
「死者」の書法――大岡昇平論
第七章 大岡昇平とスタンダール
――ベルクソン・ブハーリンを軸として
第八章 増殖する「真実」
――大岡昇平『俘虜記』論
第九章 「二十世紀」の「悲劇」
――大岡昇平『武蔵野夫人』論
第十章 「死者は生きている」
――大岡昇平『野火』論
第十一章 「亡霊」の「戦後」
――大岡昇平「ハムレット日記」論
第十二章 「死者」は遍在する
――大岡昇平と「戦後」
終章 「責任」と主体
――「戦争責任」論と椎名麟三・大岡昇平