内容説明
存在論を唱えたギリシア最大の哲学者について、ギリシア語原文の丁寧な解読によって、新しいパルメニデス像を提示する。
目次
第1章 探究のプログラム
第2章 真理の「こころ」としての「ある」ということ
第3章 「あること」、感覚、そして思惟―断片7における「ロゴス」の意味をめぐって
第4章 禁じられた道―パルメニデスにおける探究の行方
第5章 「あること」と生成
第6章 「あること」と「一」―パルメニデスは一元論者だったか?
第7章 「思わく」の虚構と真実―パルメニデスにおける宇宙論の可能性について
第8章 パルメニデス以後
著者等紹介
三浦要[ミウラカナメ]
金沢大学人間社会学域人文学類教授。1958年山口市生まれ。1982年金沢大学法文学部卒業、1983年フランス・ナンシー第二大学哲学科修士課程修了(文部省学生国際交流制度派遣留学生)、1990年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定満期退学、2005年京都大学博士(文学)。2009年、十文字学園女子大学助教授、金沢大学助教授、准教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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