出版社内容情報
群集の構造とその機能に注目して研究史を整理し、群集理解にとって不可欠な基礎概念を詳しく解説する。研究者・実務家必携。(完結)
内容説明
群集理解にとって不可欠な基礎概念を研究史とともに詳述。ネットワーク、相互作用、生態系の複雑性と安定性の関係など群集の構造とその機能の理解に不可欠な概念をその歴史とともに学ぶ。
目次
第1章 群集生態学の成立(群集生態学における主要な概念の提案;理論生態学からの群集へのアプローチ―理論生態学のパイオニアたち ほか)
第2章 競争と平衡の群集論の展開(競争と平衡の群集論;新しいパラダイムを求めて―群集研究の多様化 ほか)
第3章 生物群集の構造と機能を通して群集生態学を振り返る(物群集とネットワーク;相互作用 ほか)
第4章 1950年代から1980年代の生物群集の理論モデル(環境の時空間変動と群集動態;多種系における間接効果と非線形動態 ほか)
第5章 1980年代後半からの群集生態学・生態系生態学(生態系生態学から生物多様性と生態系機能の関係へ;現代のニッチ理論と共存理論 ほか)
著者等紹介
難波利幸[ナンバトシユキ]
大阪府立大学・名誉教授。専門分野:数理生態学、群集生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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