出版社内容情報
日本語教育学が織りなしてきたナショナリズムの論理とは? 学習者の包摂/差異化を正当化する言説,その連綿と続く絡まりを,戦後60年にわたる日本語教育学の事例から解きほぐしていく。メタ日本語教育学の始動をつげる一冊。
日本語教育学が織りなしてきたナショナリズムの論理とは? 学習者の包摂/差異化を正当化する言説,その連綿と続く絡まりを,戦後60年にわたる日本語教育学の事例から解きほぐしていく。メタ日本語教育学の始動をつげる一冊。
第1章 なぜ戦後日本語教育学のナショナリズムを問うのか
第2章 思考様式言説の変遷
第3章 第I期「日本語=日本人の思考様式論」前史:敗戦~1970年代初め
第4章 第II期「日本語=日本人の思考様式論」による包摂:1970年代半ば~80年代前半
第5章 第III期「日本人の思考様式」理解がもたらす包摂と差異化:1980年代後半~2000年代前半
第6章 戦後日本語教育学とナショナリズム
【著者紹介】
牲川波都季(せがわ はづき)
早稲田大学大学院日本語教育研究科修了,博士(日本語教育学)。
早稲田大学日本語研究教育センター助手,横浜国立大学留学生センター非常勤講師,ホープカレッジ現代古典言語学部客員助教等を経て,現在,秋田大学国際交流センター准教授。
専門は、日本語教育学,教育言説分析
編著書に
『わたしを語ることばを求めて――表現することへの希望』三省堂,2004(細川英雄との共著)、『変貌する言語教育』くろしお出版,2007(佐々木倫子・細川英雄・砂川裕一・川上郁雄・門倉正美と共編),など。
内容説明
日本人と同じであれ、かつ異なれ―戦後60年、日本語教育学が織りなしてきたナショナリズムの論理とは?―。
目次
第1章 なぜ戦後日本語教育学のナショナリズムを問うのか
第2章 思考様式言説の変遷
第3章 第1期「日本語=日本人の思考様式論」前史―敗戦~1970年代初め
第4章 第2期「日本語=日本人の思考様式」による包摂―1970年代半ば~80年代前半
第5章 第3期「日本人の思考様式」理解がもたらす包摂と差異化―1980年代後半~2000年代前半
第6章 戦後日本語教育学とナショナリズム
著者等紹介
牲川波都季[セガワハズキ]
早稲田大学大学院日本語教育研究科修了、博士(日本語教育学)。早稲田大学日本語研究教育センター助手、横浜国立大学留学生センター非常勤講師、ホープカレッジ現代古典言語学部客員助教等を経て、秋田大学国際交流センター准教授。専門は日本語教育学、教育言説分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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