内容説明
「十三人の刺客」三池崇史、「踊る大捜査線」本広克行、「半落ち」佐々部清、「悪人」李相日…映画界へ多くの人材を育て、送った、苦闘とユニークな軌跡。2011年、念願の大学化をスタートする映画学校の根幹がここに。巨匠のもうひとつの素顔。
目次
第1部 学校をつくる(映画の人材育成と今村昌平の教育実践;農村実習事始;漫才の教室でおこること)
第2部 今村昌平かく語りき(横浜放送映画学院二期生入学式のあいさつ―一九七六年;講義採録・「にっぽん昆虫記」について―姫田真佐久カメラマン、脚本家長谷部慶次と;講義採録・ドキュメンタリーをつくる ほか)
第3部 学生作品の成果(「朝鮮人BC級戦犯の記録」;「ファザーレス/父なき時代」;「青~Chong」 ほか)
著者等紹介
今村昌平[イマムラショウヘイ]
映画監督。1926年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。松竹大船、日活をへて独立。83年『楢山節考』、97年『うなぎ』でカンヌ国際映画祭パルムドール受賞。1975年より横浜放送専門学院(現:日本映画学校、来年度より大学化)を創設。後進の指導に務める。2006年永眠
佐藤忠男[サトウタダオ]
映画評論家、日本映画学校校長。1930年新潟生まれ。批評活動を続けつつ『映画評論』『思想の科学』編集長を歴任。世界の映画を評論以外に映画祭などでひろく紹介。日本映画史の研究も行う。紫綬褒章、シュヴァリエ章、韓国玉冠文化勲章など受章。現在も旺盛な教育、評論、啓蒙活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メルセ・ひすい
kozawa