出版社内容情報
グローバルな認識の枠組みで歴史を捉えるという知的潮流の下で、アメリカ史を一国史としてではなく、アメリカと外部の世界のつながり、そして両者の相互的な影響に焦点を当て、それらが何を意味するかを考察する。
目次
序章 世界のなかのアメリカ史
第1章 アフリカのなかのアメリカ―アメリカの奴隷解放運動とリベリア共和国の誕生
第2章 ヨーロッパのなかのアメリカ―「アメリカ」の脅威と魅力
第3章 敗戦国のなかのアメリカ―占領者としてのアメリカ
第4章 アジアのなかのアメリカ―アメリカのベトナム戦争とアジア人労働者
第5章 ブラック・カリビアン―越境する歴史的想像
終章 「アメリカ史」を研究する
著者等紹介
幸田直子[コウダナオコ]
1983年滋賀県生まれ。ニューヨーク大学(New York University,Department of History)よりPh.D.を取得。City University of New York‐Hunter College,Department of History非常勤講師等経て、近畿大学国際学部准教授。研究領域は、20世紀アメリカ外交史、戦後日米関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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