天然痘との闘い―九州の種痘

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  • サイズ A5判/ページ数 341p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784866020365
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C3021

目次

九州の種痘
総論 天然痘とは(天然痘―地方病から地球規模の病気へ、そして根絶へ;人痘法の展開;ヨーロッパ人が観た日本における天然痘;牛痘伝来前史;牛痘伝来再考)
各論 九州の種痘(長崎と牛痘;大村藩の種痘;佐賀の疱瘡神;佐賀藩の種痘;多久領の医療と種痘;長州藩の医学館と種痘;小倉領の種痘;武谷裕之と福岡藩における牛痘の導入;久留米藩の医学;中津藩における天然痘との戦い;熊本藩の治痘;天草の種痘;若山健海と宮崎の種痘;薩摩藩黒江家文書にみる種痘;薩摩藩の種痘)
人痘と牛痘の比較と評価

著者等紹介

青木歳幸[アオキトシユキ]
1948年生。佐賀大学地域学歴史文化研究センター特命教授。信州大学人文学部卒、博士(歴史学)

大島明秀[オオシマアキヒデ]
1975年生。熊本県立大学文学部准教授。九州大学大学院比較社会文化学府修了、博士(比較社会文化)

ミヒェル,W[ミヒェル,W]
Wolfgang Michel‐Zaitsu(ミヒェル・ヴォルフガング)。1946年生。九州大学名誉教授。Magister Artium(東洋言語文化学)、博士(文化科学)。Traditionelle Medizin in Japan(Kiener Verlag,2017、第30回矢数医史学賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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無職さん㌠

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大村藩では天然痘の罹患者が出ると山奥に隔離して治療を施す「山揚げ」と称する措置を元禄頃から取っていた。患者が完治するまでの費用は全額患者の家族の負担であったため、士農工商の身分に関わらず家計が破綻する家が続出したため天然痘は「鬼神の依託」として蛇蝎の如く恐れられた。患者を山揚げせせずに在宅させた結果、周囲に天然痘を伝染させた父親が投獄された記録もあり、かなり徹底した隔離予防がされていたようだ。多くの犠牲を払いながらも大村藩では近隣の他藩に比べて天然痘の流行が穏やかであることが領外の江漢や古松軒によって記録2019/09/02

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