マインドフルネスと催眠―瞑想と心理療法が補完しあう可能性

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  • サイズ 46判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784865641257
  • NDC分類 498.39
  • Cコード C0011

内容説明

マインドフルネスを臨床の場で実践する研究者による、自己と他者との関係に向き合う心のあり方をめぐる対話。心の成長とブッダの悟りの検討、看取る者と死に逝く者の心の洞察、マインドフルネスの問題点と今後の継承などを、瞑想と催眠の実践を交えて語り合う。

目次

第1回対談 仏教瞑想と心理療法のマージナルな領域(子どもの心の成長;ブッダの心 ほか)
第2回対談 瞑想と催眠の類似性と相違(催眠と瞑想;仏教瞑想の技法 ほか)
第3回対談 「死」への向きあい方(ブッダの死、親しい人の死;看取りと死をめぐる情動 ほか)
第4回対談 癒しの本質と方法の継承(教育、伝授―体験を伝えていくこと;催眠)
補論1 瞑想と催眠の関連について(大谷彰)
補論2 対談をふりかえって(井上ウィマラ)

著者等紹介

井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
1959年、山梨県生まれ。高野山大学教授。京都大学文学部哲学科宗教哲学専攻中退。日本の曹洞宗、ビルマ(ミャンマー)のテーラワーダ仏教で出家し瞑想修行と経典研究。西洋各国で瞑想指導をしながら心理療法を学ぶ。還俗後マサチューセッツ大学医学部で瞑想に基づいたストレス緩和法を研修。スピリチュアルケアの基礎理論と援助法を開拓中

大谷彰[オオタニアキラ]
大阪市生まれ。1978年上智大学外国語学部(英語科)卒業後、米国西ヴァージニア大学大学院(カウンセリング心理学)に入学。大学院在学中、ミルトン・H.エリクソンの遺志を継いだケイ・F・トンプソン博士に師事し臨床催眠学を学ぶ。1986年米国メリーランド州ジョンズ・ホプキンス大学大学院准教授に就任。1989年より2008年までメリーランド大学カウンセリングセンターにてシニア・サイコロジストとして臨床活動に携わる。メリーランド州アナポリスにあるSpectrum Behavioral Healthにてサイコロジストとして勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろか

6
話が高尚すぎて、、、2018/07/01

Kokichi

2
出家経験のある仏教専門家と催眠療法専門家の対談。内容はマインドフルネスを中心に仏教の内容が主に語られていた。マインドフルネス瞑想は万能薬ではなく、時には危険な場合もあるという話が興味深かった。変性意識状態からトラウマ経験を呼び起こして苦しくなる人もいるとのこと。マインドフルネス瞑想はプロセスを重視する面と結果にこだわる面がある。昨今のアメリカから逆輸入されたマインドフルネスは後者で結果にこだわるが故にそれが雑念になる危険があるとのこと。そういった奥深いことを学べたのも今回の対談形式だからこそと思った。2019/10/26

さとし

0
1秒前を思い出すエクササイズが興味深かった。意識を微分するとマインドフルになるようだ。2023/03/07

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