怖れ―心の嵐を乗り越える深い智慧

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865640335
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0015

内容説明

マインドフルネスの実践が、「今ここ」において怖れを変容させる。フランスを拠点に世界で活躍する、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師による、現代人の心を覆う「怖れ」に向けた処方箋。

目次

だれもがかつて通った道
怖れの起源
過去と和解する
未来への怖れを手放す:五つの確認
来ることもなく去ることもなく
怖れのない心(無畏)という贈り物
マインドフルネスのパワー
自分を止める
嵐の中で静けさを保つ
まわりの世界に対する怖れを変容させる
雲の上の青空
怖れから愛への変容:四つの呪文
怖れの反対
実践 怖れを変容させる実践

著者等紹介

ティク・ナット・ハン[ティクナットハン] [Thich Nhat Hanh]
釈一行。1926年、ベトナム中部生まれ。禅僧、平和・人権運動家、学者、詩人。世界的に知られた精神的指導者であり、その卓越した教えは全世界に影響を与えている。マインドフルネスの実践についての著作多数。多くがベストセラーになり、世界中の読者に広く読まれている。ニューヨークタイムズでは、ダライ・ラマに次ぐ西洋に大きな影響を与えている仏教界のリーダーと評されている。「行動する仏教(エンゲージド・ブッディズム)」を提唱し、1966年にはワシントンDCでベトナム戦争終結の和平提案を行うが、戦闘中止を訴えたため、反逆者と見なされて帰国不能になる。1973年のパリ平和会議ではベトナム仏教主席代表を務めた。1982年、南フランスにプラムヴィレッジ・瞑想センターを設立

島田啓介[シマダケイスケ]
1958年生まれ。翻訳家。精神科ソーシャルワーカー(PSW)・カウンセラー。ワークショップハウス「ゆとり家」主宰。農業をベースにした自給的生活と、からだとこころの癒しの提供に取り組む。1995年のティク・ナット・ハン師来日ツアー主催者の一人。ティク・ナット・ハンのメソッドによる瞑想会や、マインドフルネスをテーマにした講演会、ワークショップ、研修も各地で開催。ティク・ナット・ハン師の著書の翻訳を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SOHSA

40
《kindle》マインドフルネス実践のための入門書。人が根源的に抱える怖れの感情を乗り越えるための方法が述べられる。日本の仏教、坐禅の持つ厳しい修行といったイメージは全くない。優しく穏やかにマインドフルなシンプルエクササイズが紹介される。呼吸を通じて、「吸う息、吐く息、呼吸全体、全身、体の緊張と痛み、心地よさ、心臓、喜び、幸福感、心の苦痛」などに気づきを向け心の状態を知ること、心を幸福で満たすこと、心に集中を起こすこと、解放すること、無常を瞑想すること、欲を手放すこと、涅槃を見つめること、放棄を(→)2020/04/02

Koji Takahashi

7
【怖れと向き合う】 怖れを感じたらまずは止まる。焦って動いてしまうのではなく、心の中に怖れがあることを受け容れる。そのためには意識的呼吸を実施する。 怖れを受け容れたならば次は手放す。手放すためにも意識的呼吸を実施する。 心の平穏のために日々意識的呼吸と意識的歩行を実施する。 心の中に種としてある怖れ、怒り、絶望ではなく、慈悲の心に水をやる生き方を実践する。2018/07/10

ムートン

6
概ね、「怒り」と同様に、マインドフルな呼吸、歩行を行うことの重要性が繰り返し語られる。自分は不安が強い方なので、怖れのない心(無畏)には憧れる。この本に説かれている怖れと、自分が抱える怖れは異なるものだけれど、考え方は適用できると思える。巻末に実践編が曲者で、いきなり内容が難しくなる。九九の話をしていたと思ったら、いきなり微分積分に飛び、それからフーリエ変換が語られるくらいのギャップがある。一つ一つの実践を積み重ねていけば、自然とわかるようにできているのだと思うけれど、今の時点では、後半はお手上げだった。2019/11/24

ミー子

5
良書。やはり、毎日継続して、瞑想(坐禅でもマインドフルネスの止観でも)を実践し続けることが必要だなぁ。ティク・ナット・ハン師の「(自分の体や心を観察して気づき、それに)微笑む」というのが好き。怖れや怒りも、抑えたり消そうとしたりするのではなく、それに気づき、微笑んで抱きしめるということ(やってみよう!)。日常の中でマインドフルでいること。私はすぐに忘れてしまうから、本当に身につけるためには、毎日意識して継続実践することだと思った。2018/04/14

Yukiko

3
マインドフルネスの方法が言葉で説明されている。読んだだけで、私にできるかな。2024/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10017768
  • ご注意事項

最近チェックした商品