内容説明
ロシア革命とボリシェヴィズムを世界に対する「浄化」カタルシスと捉え、期待と危惧を秘めたソヴィエト社会を活写、具体的で広い知識と深い洞察に基く先駆的な啓発の書。国際ジャーナリストが残した1920年代ロシアの記録。異色のソヴィエト社会・文化論。
目次
私がロシアを再訪したかった理由
サンクトペテルブルグとレニングラード、その思い出の数々
ソヴィエトにおける外国人の暮し
書店と本
農民たち
ソヴィエトの諸問題―縺れた結び目
文化的キャンペーン
女性たち
美術館
演劇、音楽、そして美術書
罪と罰
ボリシェヴィズム
著者等紹介
成田富夫[ナリタトミオ]
1937年、愛知県生まれ。1960年、名古屋大学文学部国史学科卒業。元愛知県立高等学校教諭
西山克典[ニシヤマカツノリ]
1951年、北海道上川地方志比内(アイヌ語で鮭のたくさん取れる沢の意味)生まれ。北海道大学文学部卒。専攻:ロシア近・現代史。文学博士、静岡県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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