ミシェル・ビュトール評論集<br> レペルトワール〈1〉1960

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ミシェル・ビュトール評論集
レペルトワール〈1〉1960

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  • サイズ A5判/ページ数 340p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864882125
  • NDC分類 954
  • Cコード C1098

内容説明

フランス文学史に聳え立つ20世紀文芸批評の金字塔。“ビュトール宇宙”の集大成となる評論集、本邦初の完訳版として刊行開始!

目次

探求としての長編小説
錬金術と言語
ジョン・ダン『魂の遍歴』について
ラシーヌと神々
妖精たちの天秤
『クレーヴの奥方』について
バルザックと現実
『反復』
“一つの可能性”
『人工楽園』
『賭博者』
至高点と黄金時代―ジュール・ヴェルヌのいくつかの作品を通して
マルセル・プルーストの「時間」
レーモン・ルーセルの手法について
サイエンス・フィクションの成長とその危機
ジョイス群島探査にあたっての事前の小周航
フィネガンのためのある敷居の粗描
エズラ・パウンドの詩的実験
ウィリアム・フォークナー「熊」における親族関係
弁証法的自伝
ロワヨーモンでの発言

著者等紹介

ビュトール,ミシェル[ビュトール,ミシェル] [Butor,Michel]
1926‐2016。フランスの小説家、詩人、批評家。フランス北部モン=ザン=バルールで生まれる。ヌーヴォー・ロマンの作家の旗手のひとりと目される。1956年、小説第二作『時間割』でフェネオン賞受賞、翌年1957年第三作目の『心変わり』でルノドー賞を受賞し注目を集めた。その後、空間詩とよばれる作品を次々と発表し始める。画家とのコラボレーション作品は数多く、書物を利用した表現の可能性を追求し続けた。文学をはじめ絵画、音楽などを論じた評論集もある

石橋正孝[イシバシマサタカ]
1974年、横浜生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、パリ第八大学大学院博士課程修了、博士(文学)。現在、立教大学観光学部准教授。専門は十九世紀フランス文学(ジュール・ヴェルヌ)

鈴木創士[スズキソウシ]
1954年、神戸生まれ。フランス文学者、作家、ミュージシャン

三ツ堀広一郎[ミツボリコウイチロウ]
1972年、神奈川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専攻は現代フランス文学

福田桃子[フクダモモコ]
1978年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、パリ第四大学大学院博士課程修了、博士(文学)。日本学術振興会特別研究員などを経て、慶應義塾大学経済学部准教授。専門は十九世紀・二十世紀フランス文学(マルセル・プルースト)およびフランス映画

荒原邦博[アラハラクニヒロ]
1970年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ第四大学博士課程DEA修了、博士(学術)。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。専門は近現代フランス文学、美術批評研究

上杉誠[ウエスギマコト]
1984年、東京都生まれ。東京大学人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程単位取得退学。パリ第三大学博士課程修了、博士。現在、東京大学人文社会系研究科助教。専門は19世紀フランス文学(スタンダール)

塩谷祐人[エンヤマサト]
明治学院大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。現在、明治学院大学教養教育センター専任講師。専門はフランス現代文学、亡命者の文学

倉方健作[クラカタケンサク]
1975年、東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程退学後、同研究科で博士号(文学)取得。現在、九州大学言語文化研究院准教授。専門はヴェルレーヌを中心とする近代詩

三枝大修[サイグサヒロノブ]
1979年、千葉県生まれ。ナンド大学博士課程修了、博士(文学)。現在、成城大学経済学部准教授。専門は近代フランス文学

新島進[ニイジマススム]
1969年、埼玉県生まれ。レンヌ第二大学博士課程修了、博士(文学)。現在、慶應義塾大学経済学部教授。専門は近現代フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

6
ラシーヌ、ラファイエット夫人、バルザックなどフランス文学の古典を面白くみる視点を教えてくれる本で、まとめ方も教育的で文学入門によいと思う。ルーセル、ジョイスなんかも初めて面白く読めそうという気になった。あとビュトールの小説に対する思い入れ方(歴史から失われたものを取り戻すというリアリズム、検証できない代わりに内的一貫性として現れるというフォルマリズム、現実と部分に全体としての小説が介入するというシンボリズム、そしてこれら三つの統一体としての小説)には共感があり、これがどう壊れていくか追いたいなと思った。2022/06/13

三月うさぎ(兄)

1
ずっとちゃぶ台の上に積んだまま、ちょびっとずつ読んで、ついに終えた。そう、「反復」を無視すれば読み終えられる! いやこの評論集、まだ既刊3巻まで積んでいて全5巻でるので死ぬまでに読めるかも怪しいのだけど。引用が膨大で、まともに読んだことがない作品・作者が対象でもちゃんと読めるのよね。つか、ミシェル・レリスの『ゲームの規則』、早く読まないと死ぬまでに終えられないことを思い出した。2023/10/09

PETE

1
ビュトールの膨大な読書の営みの蓄積を少しずつ見せてくれる著作。タイトルは「レパートリー」=演奏曲目一覧、なのか、貯蔵庫なのか。読書とは書物の演奏であり、その記録という意味でもあれば、小説や詩を読み解いておいて、自らが思索し著述する際の武器庫にしてあるという意味でもあるのか。2021/06/20

たぬき

0
SF論、ルーセル論、最後のロワヨーモンでの発言あたりが面白く読めた。「小説はひとりでにできあがるもので、小説家はそれを世に出す道具、産婆でしかないと。そこにどれだけの知識と良識と忍耐が込められているか、われわれは知っている。」2022/05/04

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