目次
1 列島の晩氷期適応(総論:晩氷期の人類社会―北方先史狩猟採集民の適応行動と居住形態;日本列島における晩氷期適応の地域相)
2 吉井沢遺跡の研究(北海道における晩氷期人類の居住生活―吉井沢遺跡の事例から;晩氷期における石材資源の開発と石器の生産・供給の様相―吉井沢遺跡出土資料からの考察;晩氷期の北海道における石器使用と地点間変異―吉井沢遺跡の忍路子型細石刃核を伴う石器群を対象とした石器使用痕分析)
3 北海道の晩氷期適応(小形舟底形石器石器群からみた居住形態;黒曜石の体系的産地分析からわかってきた古サハリン―北海道‐千島半島の後期旧石器時代における狩猟採集民行動の変化;広郷石器群にみられる学習行動と文化伝達;北海道中央部の旧石器について;晩氷期における北海道中央部の石材消費形態―忍路子型細石刃核を伴う石器群の分析;白滝遺跡群の石刃技法)
4 北方大陸の晩氷期適応(北西ヨーロッパの考古文化と生業戦略の変化;内陸アラスカの石器群の多様性と人類集団の連続性―近年の研究動向とその問題点)
著者等紹介
佐藤宏之[サトウヒロユキ]
東京大学大学院人文社会系研究科考古学研究室教授。1956年仙台市生まれ。1994年法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士後期課程修了(博士、文学)
山田哲[ヤマダサトル]
北見市教育委員会ところ遺跡の森。1973年北海道生まれ。2004年東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程修了(博士、文学)
出穂雅実[イズホマサミ]
首都大学東京大学院人文科学研究科准教授。1973年北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程歴史地域文化学専攻(単位修得退学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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