内容説明
本書は、ルネサンス思想・近代哲学を専門とし世界的に注目されている著者が、地下文書など一次資料を渉猟し、汎ヨーロッパ的な視点から影響関係、論争を丹念に探り出した、近代哲学研究の新指標。
目次
第1部 ボダン、そしてモンテーニュからデカルトへ(ジャン・ボダン、『七賢人の対話』、自然宗教の起源;モンテーニュと近代懐疑主義;デカルトと懐疑主義―古代人か近代人か?;ガッサンディとホッブズ―空間と「世界の無化」の仮説)
第2部 マルブランシュ、そしてベールからヒュームへ(マルブランシュ、アルノー、ライプニッツのあいだで―ピエール・ベールと神の統治のアポリア;ベールにおける懐疑主義的無神論の位置;地下文書におけるマルブランシュ主義の系譜―シャール、デュマルセ、テラソン;ヒューム、ベール、『自然宗教をめぐる対話』)
著者等紹介
パガニーニ,ジャンニ[パガニーニ,ジャンニ]
東ピエモンテ大学(ヴェルチェッリ)、アッカデーミア・デイ・リンチェイ付属研究所(ローマ)
津崎良典[ツザキヨシノリ]
1977年生まれ。パリ第一大学パンテオン=ソルボンヌ校博士課程。筑波大学准教授
久保田静香[クボタシズカ]
パリ第四大学ソルボンヌ校博士課程。日本女子大学准教授
武田裕紀[タケダヒロキ]
1968年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程。追手門学院大学教授
谷川雅子[タニガワマサコ]
1985年生まれ。パリ第四大学ソルボンヌ校博士課程。松山大学講師
山上博嗣[ヤマウエヒロツグ]
1966年生まれ。パリ第四大学ソルボンヌ校博士課程。大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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