北朝鮮経済史 1910‐60

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北朝鮮経済史 1910‐60

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862852427
  • NDC分類 332.21
  • Cコード C3033

出版社内容情報

1910年の日本による朝鮮統治から解放後の1960年に及ぶ半世紀にわたる北朝鮮の経済史を,膨大なデータを活用して考察し,はじめてその実相を明らかにした画期的な概説書である。
北朝鮮経済における自然,産業,畜牛,食物消費と教育など初期条件の分析からはじめ,農業,鉱工業,初等教育,防疫の四分野を重点的に検討し,北朝鮮経済のダイナミズムに迫る。
近代朝鮮経済史と銘打った書物は多数存在するが,戦前期は日本統治下の朝鮮半島を扱い,戦後は韓国の経済成長を論ずるのが一般的である。このような変則的な研究状況に対して,戦前期の南北経済を北鮮,西鮮,中鮮,南鮮の地域に分けて考察しつつ,戦後の北朝鮮経済を分析することにより,今まで閑却されてきた近代朝鮮の全体像を認識する道を切り拓く。
今日,〈問題としての北朝鮮〉を考えるうえで,本書はその背景となる経済・社会基盤の歴史的経緯を知るために,研究者のみならず政官界や調査機関,さらに北朝鮮に関心をもつ多くの社会人にとって類書のない貴重な文献となろう。

はじめに

第1章 初期条件
 1.自然
 2.産業
 3.畜牛
 4.食物消費と教育
 5.まとめ

第2章 農業
 1.戦前
 2.戦後
 3.むすびにかえて

第3章 鉱工業
 1.戦前
 2.1945?53年
 3.1953?60年
 4.統計の検証
 5.端川郡の鉱山開発
 6.セメント工業
 7.兵器工業――平壌兵器製造所と65工場
 8.まとめ

第4章 初等教育
 1.戦前
 2.戦後

第5章 防疫
 1.戦前
 2.戦後

おわりに

補章 朝鮮史研究会と『朝鮮の歴史』
 1.朝鮮史研究会の性格
 2.『朝鮮の歴史』(1974年)
 3.『朝鮮の歴史新版』(1995年)
 4.むすび

あとがき
引用文献
索引
英文目次・要旨

木村光彦[キムラミツヒコ]
著・文・その他

内容説明

1910年の日本による朝鮮統治から解放後の1960年に及ぶ半世紀にわたる北朝鮮の経済史を、膨大なデータを活用して考察し、はじめてその実相を明らかにした画期的な概説書である。北朝鮮経済における自然、産業、畜牛、食物消費と教育など初期条件の分析からはじめ、農業、鉱工業、初等教育、防疫の四分野を重点的に検討し、北朝鮮経済のダイナミズムに迫る。

目次

第1章 初期条件
第2章 農業
第3章 鉱工業
第4章 初等教育
第5章 防疫
補章 朝鮮史研究会と『朝鮮の歴史』

著者等紹介

木村光彦[キムラミツヒコ]
東京都生まれ。北海道大学、大阪大学、ロンドン大学で学ぶ。名古屋学院大学、帝塚山大学、神戸大学に勤務。現在青山学院大学国際政治経済学部教授。東アジア経済論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kenitirokikuti

8
図書館にて。安部南牛氏のブログ「朝鮮文化資料室」での言及から読む。飛行機を作るのにジュラルミン(アルミ合金。Al、Cu、Mg、Mn)が必要である。電気分解のため、水力発電による電力が必要である。Mgは鉱石からも得られるが、海水から、つまり塩田からでも良い。朝鮮は宗主国である中国から製塩を禁じられていた。また、沢のモズク蟹やザリガニを食い、その寄生虫から肺ジストマにかかっていた。総督府は淡水蟹を禁じ、海の蟹を採らせた。また塩田も。もちろん、工場労働もさせた。いまの北朝鮮北部の話である。2022/01/15

古本虫がさまよう

0
この人の『日本統治下の朝鮮 統計と実証研究は何を語るか』を読んでにした。 極めてマジメな学術書。 「補章 朝鮮史研究会と『朝鮮の歴史』」が面白い。 朝鮮史研究会は、学術団体のような名称だが、そこが発表した著作(『朝鮮の歴史』『朝鮮の歴史 新版』)を分析。その内容は、とりわけ旧版は北朝鮮べったりの非科学的なものだったとのこと。 新版は多少改善されて朝鮮戦争も「北による攻撃で始まったと認めた。しかしそこに、北にたいする非難はみえない」し、 「慎重に言葉をえらび、むしろ北の側に立った書き方をしている」とのこと。2018/06/13

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