十四世紀の歴史学―新たな時代への起点

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十四世紀の歴史学―新たな時代への起点

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  • サイズ A5判/ページ数 490p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784862151599
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C1021

出版社内容情報

鎌倉幕府滅亡から南北朝内乱へと突き動かした14世紀のエネルギーが中世社会を解体に導く芽となり、新たな時代を生み出す起点となる鎌倉幕府滅亡から南北朝内乱へと突き動かした14世紀のエネルギーが中世社会を解体に導く芽となり、新たな時代を生み出す力となる。時代を動かす社会の根底に何があったのか? 『太平記』には描かれない人とモノの時代相を徹底的にえぐりだす。

序 曲がり角の十四世紀―中世解体の萌芽を探る……中島圭一(慶応大学)
  第1部 台頭する新たな力
悪党のゆくえ………………………………………………高橋典幸(東京大学准教授)
海賊の跳梁と東アジアの政情……………………………関 周一(宮崎大学准教授)
禅僧の数学知識と経済活動………………………………川本慎自(東京大学史料編纂所助教)
東国仏教諸派の展開と十四世紀の位相…………………湯浅治久(専修大学教授)
板碑造立の展開と武士団…………………………………七海雅人(東北学院大学准教授)
出羽の霊場と武士団………………………………………落合義明(山形大学准教授)
家論から見た十四世紀……………………………………坂田 聡(中央大学教授) 
  第2部 創られる由緒と秩序
『中尊寺供養願文』の成立………………………………五味文彦(東京大学名誉教授)
創りだされる神々の縁起…………………………………苅米一志(就実大学教授)
武家文書の転換点…………………………………………呉座勇一(国際日本文化研究センター准教授)
足利尊氏像と再生産される甲冑騎馬肖像画……………黒田 智(金沢大学教授)
室町幕府―権門寺院関係の転換点………………………大薮 海(御茶ノ水大学助教)
足利義満の笙と西園寺実兼の琵琶………………………石原比伊呂(聖心女子大学講師)
  第3部 広がる富と変わりゆく時代
畠田からみた十四世紀の農業生産………………………高橋一樹(武蔵大学教授)
中世的生産・流通の転回…………………………………中島圭一(慶応大学教授)
擬漢式鏡からみた和鏡生産の転換………………………村木二郎(国立歴史民俗博物館准教授)
石塔の定型化と展開……………………………………佐藤亜聖(元興寺文化財研究所研究員)
変革する土器様式…………………………………………森島康雄(京都府立丹後郷土資料館)
鎌倉の消費動向 陶磁器組成の変化を読む……………古田土俊一(鎌倉考古学研究所所員)


中島圭一[ナカジマケイイチ]
中島圭一(なかじま けいいち)
1964年生れ、慶應義塾大学文学部教授
[主な著書論文]
「日本の中世貨幣と国家」(『越境する貨幣』青木書店、1999年)、「室町時代の経済」(『日本の時代史11 一揆の時代』吉川弘文館、2003年)、「京都における「銀貨」の成立」(『国立歴史民俗博物館研究報告』113、2004年)、「十五世紀生産革命論序説」(『中世東アジアにおける技術の交流と移転―モデル、人、技術』平成18年度?平成21年度科学研究費補助金(基盤研究(A))研究成果報告書、2010年)、「中世の寺社金融」(『新体系日本史15 宗教社会史』山川出版社、2012年)

目次

第1部 台頭する新たな力(悪党のゆくえ―荘園領主の動向を中心に;海賊の跳梁と東アジアの政情;禅僧の数学知識と経済活動;東国仏教諸派の展開と十四世紀の位相―律宗・禅宗・日蓮宗;板碑造立の展開と武士団―陸奥国白河庄・石川庄の事例から;出羽の霊場と武士団―成生荘を中心に;家論から見た十四世紀)
第2部 創られる由緒と秩序(『中尊寺供養願文』の成立;創りだされる神々の縁起―戦乱状況との関連で;武家文書の転換点―「真壁長岡古宇田文書」を素材に;足利尊氏像と再生産される甲冑騎馬肖像画;室町幕府―権門寺院関係の転換点―康暦の強訴と朝廷・幕府;足利義満の笙と西園寺実兼の琵琶―十四世紀における公家社会の変容を考えるための一視角)
第3部 広がる富と変わりゆく時代(畠田からみた十四世紀の農業生産―畿内近国を中心に;中世的生産・流通の転回;擬漢式鏡からみた和鏡生産の転換;石塔の定型化と展開;変革する土器様式;鎌倉の消費動向―陶磁器組成の変化を読む)

著者等紹介

中島圭一[ナカジマケイイチ]
1964年生れ、慶應義塾大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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