出版社内容情報
子育てや介護の経験を通して見えてきた言葉にしにくい思い。フェミニズムの立場から、社会の矛盾や日常生活でのとまどいを平易に語る子育てや介護の経験をとおして見えてきた言葉にしにくい思い。
フェミニズムの立場から、社会の矛盾や日常生活でのとまどいを平易に語る。
1 不安定労働の時代を生きる
はずれた「家族の未来図」
「在宅ワーク」は「仕事と家庭の両立」か?
ヘゲモニーは親密圏でつくられる
2 成り立たない「ライフコース」
「家族戦略」としての同居/別居
「マミー・トラック」から「初職トラック」へ
「お嫁さん願望」の功罪
3 地域社会と女性保守層
私的扶養というモラル・マゾヒズム
「留守番」の政治学
「小泉純一郎好きおばちゃん」はミーハーなだけなのか
4 融解する境界線
子どもの「連れ去り」と「置き去り」の国際化
父親の育児参加とホームレス
拡散するセックスと感情労働
5 震災は親密圏を変えたのか
ゆらぐ大地、ゆらぐ親密圏
「プライベートを他者に知られること」をめぐる雑感
生の公共性
海妻 径子[カイヅマ ケイコ]
1968年生まれ。
お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科修了。
岩手大学人文社会科学部准教授。専門:ジェンダー研究・家族論・男性史研究。
主著=『近代日本の父性論とジェンダー・ポリティクス』作品社。
内容説明
なぜ私たちは“活躍”できないのか?家族論でも、女性向け啓発本でも描かれてこなかった、グローバル化・貧困化する日本社会の“フツー”の女性たちの現実、言葉にしにくい想い、日常生活でのとまどいをフェミニズムの視点から考察する。
目次
第1章 不安定労働の時代を生きる(はずれた「家族未来図」;「在宅ワーク」は「仕事と家庭の両立」か?;ヘゲモニーは親密圏でつくられる)
第2章 成り立たない「ライフコース」(「家族戦略」としての同居/別居;「マミー・トラック」から「初職トラック」へ;「お嫁さん願望」の功罪)
第3章 地域社会と女性保守層(私的扶養というモラル・マゾヒズム;「留守番」の政治学;「小泉純一郎好きおばちゃん」はミーハーなだけなのか?)
第4章 融解する境界線(子どもの「連れ去り」と「置き去り」の国際化;父親の育児参加とホームレス;拡散するセックスと感情労働)
第5章 震災は親密圏を変えたのか(ゆらぐ大地、ゆらぐ親密圏;「プライベートを他者に知られること」をめぐる雑感;生の公共性)
著者等紹介
海妻径子[カイズマケイコ]
1968年生まれ、お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術/Ph.D. of Gender Studies)。岩手大学人文社会科学部准教授。専攻:ジェンダー研究・男性史・家族論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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