ゆらぐ親密圏とフェミニズム―グローバル時代のケア・労働・アイデンティティ

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ゆらぐ親密圏とフェミニズム―グローバル時代のケア・労働・アイデンティティ

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861871139
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

子育てや介護の経験を通して見えてきた言葉にしにくい思い。フェミニズムの立場から、社会の矛盾や日常生活でのとまどいを平易に語る子育てや介護の経験をとおして見えてきた言葉にしにくい思い。

フェミニズムの立場から、社会の矛盾や日常生活でのとまどいを平易に語る。

1 不安定労働の時代を生きる

 はずれた「家族の未来図」 

 「在宅ワーク」は「仕事と家庭の両立」か? 

 ヘゲモニーは親密圏でつくられる



2 成り立たない「ライフコース」

 「家族戦略」としての同居/別居 

 「マミー・トラック」から「初職トラック」へ 

 「お嫁さん願望」の功罪



3 地域社会と女性保守層

 私的扶養というモラル・マゾヒズム 

 「留守番」の政治学 

 「小泉純一郎好きおばちゃん」はミーハーなだけなのか



4 融解する境界線

 子どもの「連れ去り」と「置き去り」の国際化 

 父親の育児参加とホームレス 

 拡散するセックスと感情労働



5 震災は親密圏を変えたのか

 ゆらぐ大地、ゆらぐ親密圏 

 「プライベートを他者に知られること」をめぐる雑感 

 生の公共性

海妻 径子[カイヅマ ケイコ]
1968年生まれ。
お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科修了。
岩手大学人文社会科学部准教授。専門:ジェンダー研究・家族論・男性史研究。
主著=『近代日本の父性論とジェンダー・ポリティクス』作品社。

内容説明

なぜ私たちは“活躍”できないのか?家族論でも、女性向け啓発本でも描かれてこなかった、グローバル化・貧困化する日本社会の“フツー”の女性たちの現実、言葉にしにくい想い、日常生活でのとまどいをフェミニズムの視点から考察する。

目次

第1章 不安定労働の時代を生きる(はずれた「家族未来図」;「在宅ワーク」は「仕事と家庭の両立」か?;ヘゲモニーは親密圏でつくられる)
第2章 成り立たない「ライフコース」(「家族戦略」としての同居/別居;「マミー・トラック」から「初職トラック」へ;「お嫁さん願望」の功罪)
第3章 地域社会と女性保守層(私的扶養というモラル・マゾヒズム;「留守番」の政治学;「小泉純一郎好きおばちゃん」はミーハーなだけなのか?)
第4章 融解する境界線(子どもの「連れ去り」と「置き去り」の国際化;父親の育児参加とホームレス;拡散するセックスと感情労働)
第5章 震災は親密圏を変えたのか(ゆらぐ大地、ゆらぐ親密圏;「プライベートを他者に知られること」をめぐる雑感;生の公共性)

著者等紹介

海妻径子[カイズマケイコ]
1968年生まれ、お茶の水女子大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術/Ph.D. of Gender Studies)。岩手大学人文社会科学部准教授。専攻:ジェンダー研究・男性史・家族論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katoyann

20
ジェンダー研究を専門とする学者による学術エッセイ(実は知人です)。分かりやすさを目指した文体とはいえ、新自由主義における貧困と格差、または排除という問題にまで言及しているため、「エッジの効いた」批評になっている。例えば、公園で2歳になる娘を遊ばせていた時に、ホームレスの男性が「(著者の)娘さんを抱かせてほしい」と言ってきて、実際に著者の娘を抱いたというエピソードの紹介が印象的である。このエピソードから、階層が類似する清潔な男性の連帯としての「イクメン」は、理想と言えるかという疑問を提起する。鋭い!2021/05/17

ひだり

2
ジェンダーと親密圏についてら筆者の体験を踏まえて論じられた本で、とても読みやすく勉強になった。病児保育に預けられず、職場の駐車場の車に子どもを寝かせて働く母親。「親になっても大丈夫」と太鼓判を押されたい若者。「親家片」の大変さと自己決定権。側から見たら小さなことでも、親密圏で起こることは本人にとっては大事で、それがフェミニズムやジェンダーの問題の難しいところなんだろう。2024/03/17

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