内容説明
刑法の基本原理と個々の論点をむすびつけることにより、刑法の「思考方法」を明らかにした。刑法各論の重要問題について、判例・学説の動向を明らかにし、複雑な学説状況の客観的な整理を試みた。刑法講義の実況中継方式を採用し、専門書の水準を維持しながらできる限り平易に解説した。法科大学院・学部の講義をフォローし、基本書の行間を埋めることにより教育的効果を追求した。
目次
第1章 各論の思考方法
第2章 財産犯総論
第3章 財産犯各論
第4章 個人法益に対する罪の重要問題
第5章 社会法益に対する罪の重要問題
第6章 国家法益に対する罪の重要問題
著者等紹介
大塚裕史[オオツカヒロシ]
1950年神奈川県に生まれる。早稲田大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。海上保安大学校法学講座教授、岡山大学法学部教授を経て、神戸大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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