内容説明
本書は、植物を語り手として、植物の立場から、植物の世界を描いたものです。長年にわたる植物観察を通して見えてきた、植物の生きかた、生態、多様性、人間との関わりなどを丁寧に解説しています。人間が自分勝手に扱っている植物との関わりが、いかに生態系を脅かしているか、考えさせられる書です。
目次
はじめに―私は植物、生きています
1章 植物の「生きる」とは
2章 植物の光をめぐる争い
3章 光合成という生活様式
4章 生きかたの発展―生育
5章 あらたな世界づくり―陸上生活
6章 植物世界の形成
7章 農村と植物・人間―植物、人間と語るその一
8章 都市と植物・人間―植物、人間と語るその二
九章 野生生物と生物多様性―植物、人間と語るその三
著者等紹介
岩田好宏[イワタヨシヒロ]
1936年2月、東京で生まれる。1958年3月に東京教育大学理学部生物学科を卒業。1958年から2008年までの50年、高校教師として、また途中から大学講師として教職に就く。1965年結婚、子2人、千葉市花見川区に在住。子どもと自然学会顧問(前会長)、人間学研究所副所長、野生生物保全論研究会副会長、総合人間学会理事(前事務局長)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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