内容説明
国際支援・開発援助の分野で顕著にみられる制度化・規範化について、その生成過程を軸に、基礎的説明とテーマ研究によって包括的に整理分析した基本文献。
目次
第1章 国際開発支援の制度化(国際開発援助レジーム;「国際規範」としての開発援助潮流 ほか)
第2章 世界銀行を中核とする国際援助体制(世界銀行とIMF;構造調整レジームとPRSレジーム ほか)
第3章 国連システムを中心とする国際支援体制(国連システムとその課題;国連の主導する国際支援の枠組みと規範 ほか)
第4章 パートナーシップとオーナーシップ(主要国の政策調整の場;国際援助協調の進展 ほか)
第5章 地域的枠組みとアジアにおける地域協力(地域協力の枠組み;アジア太平洋における地域協力 ほか)
第6章 グローバル市民社会(NGOと市民社会;国境を越えた規範形成 ほか)
著者等紹介
稲田十一[イナダジュウイチ]
1956年広島県生まれ。1980年東京大学教養学部国際関係論専門課程卒業。東京大学大学院社会学研究科(国際学修士)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。野村総合研究所、日本国際問題研究所、山梨大学助教授、ハーバード大学国際問題センター、世界銀行政策調査局および業務政策局、を経て、専修大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。