内容説明
各国の思惑が複雑に絡み合い、国境を越える問題が頻発している現代において、何がグローバル・ガヴァナンスを構成しているのか。通常兵器ガヴァナンスにおけるNGOの役割変化とレジーム間相互作用という、縦糸と横糸からその全体像の解明に挑む。
目次
第1章 レジーム間相互作用とグローバル・ガヴァナンス
第2章 通常兵器ガヴァナンスの発展―安全保障規範と人道規範の交錯
第3章 対抗レジーム形成―対人地雷禁止レジームの成立
第4章 レジームの空白領域への影響―小型武器問題を中心に
第5章 既存レジームへの取り込み―CCW第五議定書の採択
第6章 オスロ・プロセス―クラスター弾禁止レジームの形成?
第7章 レジーム間相互作用の促進メカニズムと促進アクター
終章 レジーム間相互作用、NGO、グローバル・ガヴァナンス
著者等紹介
足立研幾[アダチケンキ]
1974年京都市生まれ。京都大学法学部卒業。筑波大学大学院国際政治経済学研究科修了。博士(国際政治経済学)。筑波大学社会科学系、金沢大学法学部を経て、立命館大学国際関係学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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