“巧みさ”とロボットの力学

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  • サイズ A5判/ページ数 269p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784839925277
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C3053

内容説明

冗長な自由度をもつロボットでは、逆運動学の不良設定性が問題となり、これをいかに解決するかがロボットの“巧みさ”を実現する鍵となる。本書ではロボットのもつ多自由度が生き、不良設定性が解消される数理科学的な道筋を示し“巧みさ”の源泉を探る。

目次

1 手や腕の巧みさの源泉(脳科学、発達心理学、ロボティクスの観点)
2 冗長自由度に関するベルンシュタイン問題
3 運動の法則と解析力学
4 リヤプノフの安定論と受動性解析
5 冗長多関節リーチング(仮想バネ・ダンパー仮説)
6 仮想バネ・ダンパー仮説とロボット制御
7 手の巧みさと知能の高さ
8 学習による巧みさの獲得
9 巧みさと脳

著者等紹介

有本卓[アリモトスグル]
博士(工学)。1936年広島県生まれ。1959年京都大学理学部数学科卒業。1973年大阪大学基礎工学部教授。1988年東京大学工学部教授。1997年立命館大学理工学部教授。現在、立命館大学総合理工学研究機構客員教授。制御工学、情報理論、ロボティクス、マシンインテリジェンスの研究に従事。1994年情報理論とその応用学会会長、1995~97年日本ロボット学会会長、1983年IEEE Fellow、2000年IEICE Fellow、2002年RSJ Fellow、2005年JSME Fellow、2000年IEEE Third Millennium Medal受賞、2000年4月紫綬褒章受章、2006年IEEE R&A Soc.Pioneer賞、2007年ASME Rufus Oldenburger Medal受賞

関本昌紘[セキモトマサヒロ]
博士(工学)。1980年東京都生まれ。2003年立命館大学理工学部ロボティクス学科卒業。2007年立命館大学大学院理工学研究科博士課程後期課程修了。現在、立命館大学総合理工学研究機構ポストドクトラルフェロー。ロボティクスを専門とし、特に冗長自由度を持つロボットの運動生成や繰り返し学習の研究等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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