内容説明
新型コロナの蔓延で自動車産業も大きな打撃を受けた―。ほぼすべての自動車メーカーが巨額赤字となる中、トヨタは当然のように一五八八億円の黒字を達成した。しかも、二〇二一年三月期の業績見通しは営業利益一兆三〇〇〇億円という急復活を遂げた。命運を分けた最大の理由は同社の優れた危機対応力にあった。
目次
第1章 新型コロナ危機
第2章 トヨタの危機管理 その九大特徴
第3章 他者への支援はもっとも大切
第4章 初公開!トヨタの保全
第5章 リーマンショックから学んだこと
第6章 販売の危機管理
第7章 在宅勤務の生産性向上
第8章 自らが危機管理人になるということ
著者等紹介
野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
危機に的確に対応→急回復 新型コロナ危機 トヨタの危機管理・八大特長: 深刻に考えずに真剣にやろう 常在危機 それしかないとそれでもやれは根本的に違う 危機に際しては無力な自分と向き合う 壁管理と泊版と役員に報告書を上げない 他者への支援はもっとも大切 初公開! トヨタの保全: 事前保全・予防保全・予知保全 リーマンショックから学んだこと: 急成長している時に危機のためは蒔かれていた 業績は急回復したが危機管理に成功したわけではない 販売の危機管理 在宅勤務の生産性向上 自らが危機管理人になるということ2021/07/20
フク
0
2021年に読んだ書籍
namtek
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勉強になった。危機対応をいちいち役員に報告せず、役員が会議室に見に来るという体制。取引先のみならず一般の方をも支援するという姿勢等々、学ぶべき点が多い。2023/04/20
しまっち
0
トヨタの社内がどのようなマインドで成り立っているか、それによってどのように危機管理のスキルを積み重ねてきたか、が書かれている。とても面白かった。2023/01/15
かにかま
0
日本一の自動車会社がどんな危機管理対策をしているか勉強になる 在宅勤務の章はどこにでもある心構えになっているのが残念2022/09/13