目次
序章 日本列島における多様な生物資源利用を支えた多様な生物世界の解明
第1章 日本列島とその周辺域における最終間氷期以降の植生史
第2章 DNA情報からみた植物の分布変遷
第3章 植物化石とDNAからみた温帯性樹木の最終氷期最盛期のレフュージア
第4章 同位体からみた日本列島の食生態の変遷
第5章 動物遺存体からみた日本列島の動物資源利用の多様性
第6章 遺跡出土木製品からみた資源利用の歴史
第7章 中大型哺乳類の分布変遷からみた人と哺乳類のかかわり
第8章 作物と雑草の来た道
第9章 現代方言からみた植物利用の地域多様性
著者等紹介
湯本貴和[ユモトタカカズ]
1959年、徳島県に生まれる。総合地球環境学研究所教授。専門は生態学。植物と動物の共生関係の研究から始めて、現在は人間と自然との相互関係の研究を行っている
高原光[タカハラヒカル]
1954年、兵庫県に生まれる。京都府立大学生命環境学部森林科学科教授、日本花粉学会前会長。シベリア、東アジアの植生史を研究
村上哲明[ムラカミノリアキ]
1959年、兵庫県に生まれる。首都大学東京理工学研究科生命科学専攻(牧野標本館)教授。専門は植物分子分類学・進化学。DNA塩基配列情報などの分子情報を活用して、シダ植物をはじめとする陸上植物の系統・種・進化などを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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