21世紀資本主義世界のフロンティア―経済・環境・文化・言語による重層的分析

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21世紀資本主義世界のフロンティア―経済・環境・文化・言語による重層的分析

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  • サイズ A5判/ページ数 272p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784826506601
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C3033

出版社内容情報

グローバリズムとローカリズムが混在する現代の資本主義世界を理解する、学際的視点からの「転換期の世界」の多角的研究。インターネットの普及にともない、かつてない情報伝達のスピードで世界が?がっている。また技術のコモディティ化が浸透し、世界のあらゆる人びとが同じ工業製品を手にしている。こうしたチャネルを通じて、多様化した文化、価値観が世界を瞬く間に統合しようとするトレンドも強烈なものに感じられる。
一方で21世紀に入り、世界経済の基軸がアメリカから中国と移行しつつある。しかし、中国は西欧諸国とは政治経済システムが大きく異なり、また、漢字使用や儒教思想など文化的にも隔たりがあり、その独自性を保っている。グローバル経済の新たな拠点が中国へ誕生したことは、経済的な面にとどまらず、文化的にも世界に新たな潮流が生み出されたことを意味している。
グローバリズムとローカリズムが混在する現代の資本主義世界を理解するためには、重層的かつ多角的な分析が必要である。本書は専門分野の垣根を越え、「21世紀」「資本主義」「中国」「新興国」「環境」「言語・文化」というキーワードを横糸として、学際的視点で「転換期の世界」を観察・研究しようと試みたものである。

総論──現代世界の基本問題
アジア・中国の世紀における中国巨大資本主義(五味久壽)
環境と経済の間――21世紀の文明史的課題(元木靖)

現代資本主義の転換と経済学の課題
第1章 資本主義論の諸問題(中村宗之)
第2章 情報技術革命の現局面と人類史的意味――情報データ分析による自動化・ロボット化の進行過程(田中裕之)
第3章 マルクス経済学の現代的課題(北原克宣)

新興国経済の台頭──中国とブラジル
第4章 中国資本主義に関する論考─―「複合型資本主義」の様相(苑志佳)
第5章 人民元の為替相場制度の変遷(潘 福平・林 康史)
第6章 経済グローバル化時代における発展途上国の産業発展と政府の役割――ブラジル自動車産業の事例を基に(芹田浩司)

現代社会の変容──環境倫理・メディア言語・漢字文化
第7章 儒教における環境倫理思想――人間と動植物の同質性および仁の限界をめぐって(田中有紀)
第8章 新聞メディアの社会言語学的アプローチ――批判的ディスコース分析(CDA) の一考察(ホーマン由佳)
第9章 情報処理をめぐる漢字の現状と未来(森山秀二)

五味久壽[ゴミヒサトシ]
立正大学名誉教授、博士(経済学)
1973年 東京大学大学院経済学研究科博士課程 単位修得満期退学
1973年 立正大学経済学部講師、助教授、教授を経て、2015年3月定年退職
主要業績
『グローバルキャピタリズムとアジア資本主義』(批評社、1999年)
『中国巨大資本主義の登場と世界資本主義』(批評社、2005年)
『岩田弘遺稿集』(編著)(批評社、2015年)

元木靖[モトキヤスシ]
埼玉大学名誉教授/立正大学名誉教授、博士(理学)
1974 年 東北大学大学院理学研究科博士課程(地理学専攻) 単位取得満期退学
1974 年  日本学術振興会奨励研究員。埼玉大学講師、助教授、教授を経て、2007年立正大学経
済学部教授、2014 年3月定年退職
主要業績
『現代日本の水田開発―開発地理学的手法の展開―』(古今書院、1997年)
『関東?・?―地図で読む百年―』(寺阪昭信・平岡昭利と共編著)(古今書院、2003年)
『食の環境変化―日本社会の農業的課題―』(古今書院、2006年)
『中国変容論―食の基盤と環境―』(海青社、2013年)
『クリと日本文明』(海青社、2015年)

苑志佳[エンシカ]
立正大学経済学部教授、博士(経済学)
1998年 東京大学大学院経済学研究科応用経済学専攻博士課程 修了
1998年 立正大学経済学部助教授、2003年より現職
主要業績
『現代中国企業変革の担い手―多様化する企業制度とその焦点―』(批評社、2009年)
『中国企業対外直接投資のフロンティア―「後発国型多国籍企業」の対アジア進出と展開―』(創
成社、2014 年)

北原克宣[キタハラカツノブ]
立正大学経済学部教授、博士(農学)
1995年 北海道大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士課程 修了
1995年  秋田県立農業短期大学(のち秋田県立大学短期大学部に名称変更)講師、助教授、准教
授を経て、2004 年より立正大学准教授、2010年より現職
主要業績
『多国籍アグリビジネスと農業・食料支配』(安藤光義と共編著)(明石書店、2016年)
「『制度としての農協』の終焉と転換」(小林国之編著『北海道から農協改革を問う』筑波書房、2017
年)所収

目次

総論―現代世界の基本問題(アジア・中国の世紀における中国巨大資本主義;環境と経済の間―21世紀の文明史的課題)
現代資本主義の転換と経済学の課題(資本主義論の諸問題;情報技術革命の現局面と人類史的意味―情報データ分析による自動化・ロボット化の進行過程;マルクス経済学の現代的課題)
新興国経済の台頭―中国とブラジル(中国資本主義に関する論考―「複合型資本主義」の様相;人民元の為替相場制度の変遷;経済グローバル化時代における発展途上国の産業発展と政府の役割―ブラジル自動車産業の事例を基に)
現代社会の変容―環境倫理・メディア言語・漢字文化(儒教における環境倫理思想―人間と動植物の同質性および仁の限界をめぐって;新聞メディアの社会言語学的アプローチ―批判的ディスコース分析(CDA)の一考察
情報処理をめぐる漢字の現状と未来)

著者等紹介

五味久壽[ゴミヒサトシ]
立正大学名誉教授。博士(経済学)。1973年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得満期退学。1973年立正大学経済学部講師、助教授、教授を経て、2015年3月定年退職

元木靖[モトキヤスシ]
埼玉大学名誉教授/立正大学名誉教授。博士(理学)。1974年東北大学大学院理学研究科博士課程(地理学専攻)単位取得満期退学。1974年日本学術振興会奨励研究員。埼玉大学講師、助教授、教授を経て、2007年立正大学経済学部教授、2014年3月定年退職

苑志佳[エンシカ]
立正大学経済学部教授。博士(経済学)。1998年東京大学大学院経済学研究科応用経済学専攻博士課程修了。1998年立正大学経済学部助教授、2003年より現職

北原克宣[キタハラカツノブ]
立正大学経済学部教授。博士(農学)。1995年北海道大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士課程修了。1995年秋田県立農業短期大学(のち秋田県立大学短期大学部に名称変更)講師、助教授、准教授を経て、2004年より立正大学准教授、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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