メンタルヘルス・ライブラリー<br> 父親殺害―フロイトと原罪の系譜

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メンタルヘルス・ライブラリー
父親殺害―フロイトと原罪の系譜

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784826505697
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3047

内容説明

フロイトのエディプス・コンプレックス論を基に、人類史の初源における唯一、全能の神の殺害と復活が織りなす壮大なドラマツルギーをとおして、ヨーロッパ近代における資本主義の勃興と精神病の発症―精神医学の誕生という基層文化の劇的転換の実相を跡付け、錯綜し重層化する現代世界史の構造と社会の変容を省察する。

目次

第1章 父親殺害の物語(原父殺害の物語;継父殺害の物語;息子と母親の宗教)
第2章 近代化の歩みと「神の殺害」(キリスト教における、全能の神の復活;全能の神の殺害)
第3章 科学神話の盛衰(科学神話とは何か;進化論的世界観という神話;唯物論的宇宙観という神話)
第4章 近代化と精神病の誕生(ヨーロッパ社会における狂気の変遷;近代化がもたらした狂気の変容;近代化と精神分裂病(統合失調症)の発現)

著者等紹介

柴田明彦[シバタアキヒコ]
1961年、愛知県生まれ。1986年、岐阜大学医学部卒業。岐阜大学精神神経科助手を経て、現在、岐阜市民病院精神科デイケアセンター長。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Akihiro Nishio

2
ざっくり言えば前半はフロイトの「モーセと一神教」あたりを、旧約聖書と照らしながら、フロイトの神学的理解を丁寧に解説して、後半では神学的理解をラカンの分裂病論にまで押し広げるというもの。ラカンは言語学を導入して神学を放棄するわけだが、フロイトがもっと長生きしていたら、こんなこと言ったかも?とは思える。自分はラカン的読解に慣れてしまったので、時代によって万能感が拡大したり、萎んだり、神の力が強まったり弱まったりという、時間軸を据えるのに抵抗があるが、神学的理解は歴史解釈に当てはめることができるので楽しくはある2013/02/25

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