教養としての「地政学」入門

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教養としての「地政学」入門

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  • サイズ 46判/ページ数 310p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822292843
  • NDC分類 312.9
  • Cコード C0020

出版社内容情報

世界の今の見え方が変わる!

地政学とは何か――?
ナチスも利用した「悪魔の学問」ではない。
ビジネスにも不可欠な「弱者の生きのびる知恵」である。

出口治明が語り下ろす、目からウロコのエッセンス
≫地政学はなぜ必要か?
 平たくいえば「国は引っ越しできない」から。

≫「陸は閉じ、水は開く」
 ―シュメール人のことわざに地政学の萌芽があった。

≫「どうすれば、サンドイッチの具ならずに済むか、という問題」をめぐって、
 世界史の権謀術数は繰り広げられてきた。

≫海上の覇権争奪戦に関係するシーレーン(海上交通路)において、
 「鍵をにぎるのが半島や海峡」である。

≫「人間の真の勇気はたったひとつである。現実を直視して、それを受け入れる勇気である」
 ―ロマン・ロランの名言から、日本の今を紐解く。

内容説明

地政学とは何か―?ナチスも利用した「悪魔の学問」ではない。ビジネスにも不可欠な「弱者の生きのびる知恵」。世界の今の見え方が変わる!

目次

第1章 地政学とは?(地政学の一般的な定義について;地政学の最初の一歩 ほか)
第2章 陸の地政学とは?(どうすれば自分の住む国や地域がサンドイッチの具にならずに済むか、という問題;ローマ教皇領を巡る攻防史 ほか)
第3章 海の地政学とは?(半島や海峡の重要性;最も古くから発達し、近世まで世界の中心にあった地中海のシーレーン ほか)
第4章 日本の地政学とは?(日本が置かれている地政学的な現実;これからの日本はどこと同盟を結べるのか、それとも「日本ファースト」か ほか)
第5章 地政学の二冊の古典について(マハンが着目した「シー・パワー」が与えた影響;マッキンダーはなぜ「地政学の祖」と呼ばれるのか)

著者等紹介

出口治明[デグチハルアキ]
立命館アジア太平洋大学(APU)学長。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2006年に退職。同年、ネットライフ企画を設立し、代表取締役社長に就任。08年4月、生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険に社名を変更。12年に上場。社長、会長を10年務めた後、18年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイス

113
「教養」を押し出すこの手の本はなんとなく浅薄なイメージがあって距離をとってきたのだがそれが単なる独りよがりだっただけだと痛感させられた。地政学が戦前ナチの生存圏概念と結び付いたことで戦後異端視され、正統な評価を受けてこなかったというのは驚き。絡み合った世界史の断面を整理し直す著者のテクニックはさすがと唸らされる。とはいえ要は国際関係論という気がしたのと、この著書においては「サンドイッチ」に重点が置かれているためか、権謀術数が前面に出ていてそれはそれで面白いのだが片手落ち感もあった。注意して読む必要あり。2023/10/17

tamami

58
以前から「地政学」という言葉を目にすることが多く、今回他ならぬ出口さんのそれということで手に取った次第。新書で何巻にも渡る世界史の概説書を書いている著者だけに、期待に違わない面白さが満載だった。歴史上の地政学的な事例を陸と海に分けて話題にする。ヨーロッパ中世、ローマ教皇と諸王家の領土や統治権を巡る興亡、古代以来地中海を中心に繰り広げられたシーレーンの覇権争い、近世、ポルトガル、スペイン、ネーデルラント、イングランドと目まぐるしく交代する覇者の動向など、忘れかかった高校世界史の復習以上の面白さを味わった。→2021/03/06

Miyoshi Hirotaka

44
イデオロギーに汚染されると学問は後退する。マハンが着目したシーパワー、マッキンダーが体系化した地政学はナチスに悪用されたとして長い間、日の目を見なかった。国は引越しできないという前提で周辺国とのバランスを取り、サンドイッチの具のように周りから狙われることがないようにするのが地政学。現代の国際関係への示唆に溢れている。一方、死蔵された学問はこれだけではない。ネアンデルタール人と人類との交配をゲノム解析解明した研究がノーベル賞を受賞。これもナチスが起こしたことにより、空白期間が生じていたもの。学問に善悪なし。2022/10/23

なっぱaaua

44
出口先生の本なので面白いのだけれど、今回は地政学の本というよりは、地政学は地理+政治学であるが歴史にそれがよく表れているよという講座を読んだ感じです。第4章「日本の地政学とは」がこの本の主題だと思いますが、日本の同盟の唯一の選択肢がアメリカであるが、アメリカの選択肢は一つではなく、その現実を日本が直視しなければならないというのが結論なのではと思いました。日本のリスク管理として。江戸時代の鎖国は世界商品が無いので干渉されなかったこと。~続く~2021/05/13

kan

30
面白かった。歴史も地理も大局的・融合的にみることが重要だと実感した。日本に関する章は切実でリアル。隣国ロシア、中国、北朝鮮、韓国との付き合いと米国の核の傘についての主張は、選択肢はそれだけかと納得せざるを得ない。九州が日本の文明の発祥地であることも示すように、アジアで地理的優位性が高いという指摘にはなるほどと思った。数年前に別府旅行で、商店からバスの誘導まで大勢が英語が上手で驚き尋ねると、観光地に加え立命館アジア太平洋大学の存在が大きいとのこと。著者はその学長。確かに旅してみないとわからないことは多い。2022/03/29

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