内容説明
100年後、資本市場はどうなるのか?「草食資本主義時代」を生きる。
目次
01 なぜか、日本人に多い投資アレルギー―「お金に働いてもらう」にはどうするか?
02 「金融のしくみ」が社会を変える―「目先の業績」より「体力がある企業」に投資せよ
03 自分らしく暮らすお金とのつきあい方―経済成長で誰もが幸せになれるのか?
04 社会に役立ち、自分のためにもなる投資―「被災地応援ファンド」から「エコファンド」まで
05 「社会課題」を整理する―施策は?所得格差・地球環境問題・地域人口減少・女性活躍
06 世界に広がるサステナブル投資―私たちの意思が投資を変える
著者等紹介
河口真理子[カワグチマリコ]
1986年一橋大学大学院修士課程修了、同年大和証券入社。94年に大和総研に転籍、企業調査などを経て2010年大和証券グループ本社CSR室長。2011年7月より大和総研に帰任、現在調査本部主席研究員。担当分野はサステナブル投資、CSR、エシカル消費。国連グローバル・コンパクト・ジャパンネットワーク理事、NPO法人社会的責任投資フォーラム共同代表理事。アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒデミン@もも
42
新聞か何かでみて、大学の図書館にリクエスト。すごくわかりやすくて、興味のあることがたくさん書いてある。あれもこれもだけど、あれこれ知れて良かった。欲しいが、2千円かぁ。少し悩もう。2017/12/09
suzuki hirokazu
4
論点は分散しながらも、投資を通じて世の中をいかに良くできるかがわかりやすく書かれている入門書です。投資=マネーゲームという方に読んでもらいたいです。投資信託の里にある大学院ではこのあたりを研究していこうかな。2016/03/12
まるか
1
やっと読めたー。2015年6月出版。SDGsがまだこの世に生まれる前に出されたため、内容が最新ではない箇所も当然あるが、とにかく勉強になる。ファクトを抑えながらトレンドの説明。1949年から2014年までの日経平均株価の変遷のグラフが圧巻。アダム・スミスの最初の著作が道徳感情論であったこと、トマ・ピケティの21世紀の資本で、経済成長は格差を拡大することが示されたことなどを学ぶ。繰り返し読みたい本が多過ぎる。2019/09/01
Hisao Chugun
1
論点が散漫になっているきらいはあるいものの、「投資」を考えるうえで重要なポイントが詰まっている。金融投資が、使い方によっては単なる金儲けの手段ではなく、社会的な課題を解決する手段になりうることがわかる。資金を必要とするところにお金を流していくという、金融の側面を活かしていく必要がある。できなければ、資本主義は破たんしかねない。2015/12/05
Haya
0
マイクロペイメントの入門書。面白かった。2017/04/23