内容説明
信頼のネットワークが経済を活性化する。取引費用や社会的コストを軽減する信頼・規範、人々を幸福にする信頼・規範・絆・ネットワーク、私たちが失った「信頼の絆」の再構築、その課題と手段を解く。
目次
第１部 ソーシャル・キャピタルの概念の整理（ソーシャル・キャピタルの定義；伝統的経済学とソーシャル・キャピタル；信頼の再構築；ソーシャル・キャピタルの計測；ソーシャル・キャピタルと経済成長）
第２部 現代経済・社会の諸問題とソーシャル・キャピタル（経済格差；格差の中の孤立；教育；情報化の影響；高齢化社会）
第３部 政策への展開（ご近所の底力―ソーシャル・キャピタルによる地域社会の再構築；大学型ソーシャル・キャピタルの活用；企業経営とソーシャル・キャピタル；日本型経営とガバナンス・システム構築への模索；ソーシャル・キャピタルと政府の効率；ソーシャル・キャピタルを政策に―政府への政策提言）
感想・レビュー
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hiroe
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幾つか事例もあるので、入門にはよかったかも。ただ、堂々と孫引きしてるのはいただけない。読むべき資料を集めてもらったと思って、原典に当たった方がよいと思う。人と人の信頼や、グループの雰囲気の良さが、効率や生産性に良い影響を与えることに異議はないけど、風が吹けば・・・的な例もあって、使い方によっては危険な考え方かもとも思う。2011/06/14
