内容説明
未婚、晩婚、離婚、再婚、国際結婚、同性婚―。ひとはどんな出会いを経て、誰と結びつくのか。現代および歴史的な日本の状況と、世界の事情から、結婚の意味を再考する。
目次
歴史と比較から読み解く日本の結婚
第1部 現代日本の結婚(日本の結婚のゆくえ―困難なのか、不要なのか;出会いと結婚の半世紀―人口学からみた変化と連続性;「ナショナルな標準家族」としての日本の国際結婚;法律学からみた再婚の意義)
第2部 世界の結婚(アジア七地域における「出会いと結婚」の諸相;フランスにおけるカップル形成と法制度選択;「ほどける」結婚―イタリアにおける同居カップル増加からみる結婚の意味と変容;フィリピン・ムスリムの家族形成にみる連続性と多様性―配偶者選択を中心に;人類学における結婚の諸概念をめぐって―内婚・外婚・イトコ婚)
第3部 日本の結婚の歴史的展開(十九世紀の越後国から陸奥国への遠方婚からみた地域変化;近代移行期における西南日本型結婚パターンの変容;近代日本の出会いと結婚―恋愛から見合へ;明治民法と改正要綱における「出会いと結婚」)
著者等紹介
平井晶子[ヒライショウコ]
神戸大学(社会学・人口学)
床谷文雄[トコタニフミオ]
大阪大学(民法学)
山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
中央大学(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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