目次
第1部 20世紀ロシア農村(ロシアにおける20世紀の歴史的変動と農民意識の変容)
第2部 集団化前の農村―歴史の連続と断絶(20世紀初頭ロシア農村社会におけるゼムストヴォ防災事業;国家・医師・農民―革命前ロシアにおける農村医療・保健史序説;「赤色テロル」と1922年の教会弾圧;1920年代のソ連の計画経済論における市場像―コンドラーチェフの計画化論の再検討;ネップ農村における社会的活動性の諸類型―村アクチーフとしてのセリコル)
第3部 集団化と農村―農村の大転換(「犂から鞄へ」―脱農民化過程における農村のコムニストとコムソモール員(1920年代から1930年代初頭)
1930年代初めのソ連における飢饉発生のメカニズム
権力による名称付与の帰結としての「クラーク」
1930年代の後期のコルホーズにおける定款違反と雇用労働力の利用
チェチェン・イングーシにおけるソヴェト民族政策の一側面―イングーシにおける領土問題の起源を中心に)
第4部 脱集団化と農村―諸問題の源流を求めて(ロシア農村におけるインフォーマル就労と農外雇用―経済成長下での個人副業経営の役割の変容;旧ソ連諸国における農業改革―多様化する農業構造と農業生産の変貌)
著者等紹介
野部公一[ノベコウイチ]
1961年生まれ。専修大学経済学部教授
崔在東[チエゼドン]
1964年生まれ。慶應義塾大学経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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