内容説明
福祉の必要性が高まっている。そもそも社会福祉の原理とは何か。実践や政策にどう活かしていくのか。政治や経済などに左右されないようなこれからの社会福祉のあり方を考える。
目次
第1部 社会福祉学の根源から考える(社会福祉における尊厳と福祉文化の創造―尊厳・ハビトス・福祉文化;現代社会福祉における人権問題;メタ福祉学の構想―社会福祉の意味と認識;ペスタロッチーの教育思想と「福祉」の原理―教育と福祉の原理的融合を求めて)
第2部 実践の原理と原理にもとづく実践(地域福祉体系化への序説―学究諸家に学ぶ視座と確認;ソーシャルワークにおける自己決定問題;高齢者介護家族のストレス分析―家族システム論的見地から;「福祉文化」論への課題―社会福祉史の研究を通して;音楽と福祉―収容所における音楽療法)
第3部 これからの社会福祉を展望する(障害者自立支援法と障害者福祉;社会保障論の基礎視座―人間発達とスウェーデンモデル;現代の社会福祉と「新たな公共」―社会的包摂と社会的企業の役割)