内容説明
後4世紀に活動し、「古代ローマ最後の歴史の大家」とも評されるギリシア系歴史家がラテン語で著わした本書は、タキトゥスの後を継ぐべく、ネルウァ帝からウァレンス帝までを扱うものだったが、最初の部分が失われ、伝存するのはユリアヌス帝を中心とする同時代史のみ。本分冊では、正帝コンスタンティウス2世治下、兄ガルスの後を受けた副帝ユリアヌスの台頭が描かれる。本邦初訳。
著者等紹介
山沢孝至[ヤマザワタカユキ]
神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。1955年大阪府生まれ。1985年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。1998年京都大学助手、神戸大学講師を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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