出版社内容情報
長崎大学多文化社会学部[ナガサキダイガクタブンカシャカイガクブ]
編集
木村直樹[キムラナオキ]
著・文・その他
内容説明
日本有数の観光地として国内外から多くの人々が訪れる長崎県。なぜ、長崎は人々を惹きつけるのだろうか。学術的な成果もまじえながら、過去から現代まで人々が様々に行きかう長崎の魅力の「しくみ」を本書では明らかにする。地域の知られざる歴史や文化を巡るまち歩きの楽しさを実感できるガイドブック。
目次
第1部 長崎は今どうみられるのか(長崎新地中華街;長崎原爆を伝える;国境の島・対馬のいま;長崎を観る)
第2部 近代長崎とその遺産(長崎の近代化世界遺産;国際通信発祥の地・長崎と世界;戦艦「武蔵」の誕生―長崎で建造された大和型戦艦;キリスト教の受容と展開―世界遺産への道のりをたどる)
第3部 外につながる前近代(大陸への玄関口―五島列島と周辺の島々;境界領域としての中世対馬;陶磁考古学と長崎;出島のオランダ人とは;中国との関係;近世日朝関係と対馬・長崎;長崎の都市形成とキリシタン禁制;長崎の町を支える―長崎廻米)
著者等紹介
木村直樹[キムラナオキ]
長崎大学多文化社会学部教授。専門:日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あべ
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長崎旅行をするので、その前に勉強しようと思って読んでみた。日本史を勉強したのははるか昔、地理にも正直疎いけど、長崎の歴史や成り立ちが分かって面白く読めた。やっぱり港町ってロマンがあるよなぁ、と思った。旅行をするのが楽しみになった。2024/03/16
Tsuneyuki Hiroi
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以前書店で見かけ、あとで…と思いながら、なかなか書店で巡り合わず、やっと出会った本。長崎を学術的に多方面から紐解いている。そして長崎県内すべてを舞台とし、まとまりを持っている本としても秀逸である。このシリーズは他の県のものも出されているようなので、読んでみたいと思う。2019/03/06