内容説明
戦後初期の女性運動の黎明期を生き、平塚らいてうを支え、婦団連事務局長として活躍。日中平和友好運動に一貫してかかわる。生田長江の最晩年の弟子となり、高群逸枝と親しみ、4冊の長編童話を残す。詳細な記録と資料で明らかにした浜田糸衛(1907‐2010)の仕事と生涯。
目次
1 幼年時代(捨てネコ;共存の暮らし ほか)
2 評論・講演・エッセイほか(私のかかわった戦後初期の婦人運動(一九四五~五三年)―平和のための統一戦線を求めて
婦人と政治 ほか)
3 資料と意見(日本女子勤労連盟の記録(一九四六‐四九年)
婦人団体協議会の記録(一九四九‐五〇年) ほか)
4 浜田糸衛論―思想と活動の軌跡(一九四五年から一九五四年前後まで)(浜田糸衛をよむ―戦後の中国との関係を中心に;メガネおばさま―浜田糸衛の二つの顔 ほか)