出版社内容情報
事件や訴訟が裁かれる法廷には、迫真の人間ドラマが詰まっています。訴える人、訴えられる人、裁く人、裁かれる人……。逆転する正義と真実、天国か地獄か人生を左右する判決のゆくえ……。間近に迫った「裁判員制度」の施行を前に、決してひとごとではない裁判のリアルな模様と、背後にある「日本の今」があぶり出されてくる社会派ドキュメント。記憶に残る大事件、訴訟から、都会の街角で起きた小さな事件まで、「裁判」を知ることは、いまの「日本」を知ることに他なりません。
【詳細目次】
第1章
●不幸過ぎた人生~知的障害の次男を刺殺した母
●古本売りで五度摘発された男~新宿駅前道交法違反事件
●献身的な介護の末に~最愛の夫を殺した妻
●同じ身の上に親しみ~カップ酒万引き男を待つ男性
●描く側の良識信じて~証言台に立った漫画家ちばてつやさん
●生みの親を捜し求めて~産院取り違え訴訟
●気付かなかった親の愛情~振り込め詐欺事件
●軽い気持ちで“大罪”を犯す~偽札偽造の元大学生
第2章
●時効の壁~図工教師殺人事件
●たった一人の大法廷~旭川国保訴訟
●息子失った元刑事の法廷通い~コンビニ店長刺殺事件
●地獄の苦しみ~東京大気汚染訴訟
●ほしかった謝罪の言葉~男児割りばし死亡事故
●高度成長下の悲劇~トンネルじん肺訴訟
●更生か厳罰か~板橋少年両親殺害事件
●四人の子を守る~母子加算訴訟
第3章
●転落した元敏腕プロデューサー~NHK番組制作費詐欺事件
●クスリが滅ぼした栄光~オリンピックスター選手の苦悩
●「人殺しはもうやめて」~薬害C型肝炎訴訟
●ひき逃げ犯にされて~誤認逮捕を証明した友情
●私ばかりがなぜ~度重なる職務質問に逆上の女性
●もう判決は聞けない~原爆症認定訴訟
●十字架を下ろして~中国毒ガス遺棄訴訟
●言論弾圧への不安
第4章
●「祖国よ、再び裏切るな」~ドミニカ移民訴訟
●母親の自殺を見届けた末に~引きこもりの男
●介護の悩み深く~さいたま地裁で裁かれた二人
●規制緩和で貧困に苦しむ~タクシー運転手の窮状
●祖国の壁~中国残留孤児訴訟
●時の壁に挑む~奮闘する中国人女性弁護し
●一票の格差と闘う~国会定数訴訟
◎現在の刑事司法制度~有罪率は99.9%
◎裁判員制度が開始~模擬裁判では
内容説明
迫る裁判員制度。あなたも判決を下すかもしれない。東京新聞好評連載の「法廷ひと模様」を徹底再取材、大幅加筆した迫真のドキュメント。
目次
第1章(不幸過ぎた半生―知的障害の二男を刺殺した母;古本売りで五度摘発された男―新宿駅前道交法違反事件 ほか)
第2章(時効の壁―図工教諭殺人事件;たった一人の大法廷―旭川国保訴訟 ほか)
第3章(転落した元敏腕プロデューサー―NHK番組制作費詐欺事件;クスリが滅ぼした栄光―オリンピックスター選手の苦悩 ほか)
第4章(「祖国よ、再び裏切るな」―ドミニカ移民訴訟;母親の自殺を見届けた末に―引きこもりの男 ほか)
感想・レビュー
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