内容説明
この子は「つながり」の中で生きていく…障害をもつ子との日常を親たちが綴った手記集。編者が親・専門家の立場から寄せた「体験を読む」を付す。
目次
第1章 10家族の体験(たくさんの人とのつながりのなかで―四肢全欠損など;「当たり前」のかかわり合いを求めて―EEC症候群;移植を待つ息子との暮らし―ファンコニー貧血;医療から放り出されたくない―胎児発育遅延;親子愛で共倒れになる前に―胎児発育遅延 ほか)
第2章 体験を読む―4つの立場から(親の立場から―知ってほしい!障害をもつ子と親の日常;看護の立場から―「当たり前の暮らし」を支える;ケースワーカーの立場から―目に見えない障害をもつ子と親の精神保健;医師の立場から―子育ての「リスク」を乗り越えるためのネットワークを)
著者等紹介
野辺明子[ノベアキコ]
上智大学文学部卒業。長女の障害をきっかけに、1975年より先天性四肢障害児父母の会の活動を始める。現在、さいたま市民活動サポートセンター職員
加部一彦[カベカズヒコ]
日本大学医学部卒業。東京女子医科大学母子総合医療センターなどを経て、現在総合母子保健センター愛育病院新生児科部長。専門は小児科学・新生児科学
横尾京子[ヨコオキョウコ]
聖路加看護大学大学院修了。大阪府立母子保健総合医療センター新生児棟看護師長などを経て、現在広島大学大学院保健学研究科教授、日本新生児看護学会理事長。専門は母性看護学・助産学。現在は新生児の痛み、NICUの環境、NICU退院児の訪問看護・通所看護について研究している
藤井和子[フジイカズコ]
立教大学社会学部卒業。児童相談所勤務ののち、国立精神・神経センター精神保健研究所に勤務。同児童・思春期精神保健部室長を経て、現在、まめの木クリニック・発達障害研究所ケースワーカー。専門は、児童・思春期の神経症圏・発達障害・児童虐待の家族の研究・家族相談援助(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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