内容説明
中央アジアをめぐる千年余の仏教美術史をより広い視野で捉えなおし、多様な展開を読み解く気鋭の論考19篇を収録。
目次
総論 中央アジアの仏教美術
1 ガンダーラ(ガンダーラ彫刻の制作時期について;ガンダーラのグレコ・ローマ系海獣像の仏教的解釈―仏塔階段側桁の三角形浮彫について ほか)
2 アフガニスタン・西トルキスタン(城壁で囲まれた聖域―アフガニスタンの宗教的造形に現れるイマ神話;サーサーン朝からフンへ―ヒンドゥークシュ南北で発見された新出貨幣資料 ほか)
3 中国新疆(クチャの仏教説話美術に関する近年の研究状況について;キジル第二〇七窟(画家窟)の仏説法図の新解釈 ほか)
4 中央アジアの交流(「禅定窟」再考―インド・中央アジアから敦煌にいたる「ヴィハーラ」窟の展開;敦煌将来絹本瑞像図に描かれたガンダーラ、コータン由来の仏像 ほか)
著者等紹介
宮治昭[ミヤジアキラ]
1945年生。名古屋大学名誉教授・龍谷大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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