出版社内容情報
デザインのあるべき姿を考え抜いた先駆者たちの思考に触れる、これだけは読んでおきたいテキストをまとめた新しい教養の書。
デジタル時代が幕開けし、パーソナルコンピュータが普及し始めてから現在まで50年。技術革新とともに、デザインの仕方や考え方、可能性は大きく広がっていきました。
本書はブルーノ・ムナーリやウィム・クロウエル、カール・ゲルストナー、アラン・ケイ、ジョン・マエダなど、急速に変化する時代と向き合い、未来を思考し、デザインを更新した先駆者たちの、画期的で貴重なテキストをキュレートしたアンソロジーです。彼らのテキストは、「過去」のものではありますが、決して古くさくなく、むしろ今なお刺激的で、表現の可能性に満ちた内容となっています。これからのデザインを考えていくために必要な知や教養の基礎ともなる、価値ある一冊です。
最もラディカルな思想こそが次の普遍を形づくる。
その張本人たちの生々しい言葉に、ただただ圧倒された。
??中村勇吾
目次
SECTION ONE:デジタルを構造化する(実践するビジュアルデザイン|ラジスラフ・ストナル|1961;アルテ・プログランマータ|ブルーノ・ムナーリ|1964;デザイニング・プログラム|カール・ゲルストナー|1964 ほか)
SECTION TWO:中央処理への抵抗(創造性とテクノロジー|シャロン・ポーゲンポール|1983;そこに意味はあるのか?|エイプリル・グレイマン|1986;コンピュータとデザイン|ミュリエル・クーパー|1989 ほか)
SECTION THREE:未来をコード化する(Processing…|ベン・フライ、ケイシー・リース|2007;デザインとしなやかな精神|パオラ・アントネッリ|2008;生物学の時代のデザイン―機械とオブジェクトの精神から有機的システムの精神へ|ヒュー・ダバリー|2008 ほか)
著者等紹介
アームストロング,ヘレン[アームストロング,ヘレン] [Armstrong,Helen]
現役のデザイナー、大学教員、著作家として、多角的な視点からデザインを論じている。現在はノースカロライナ州立大学、グラフィック・デザイン科の准教授である。また、Storng Designの経営者としても活躍している。Johns Hopkins、T・Rowe Price、Euler ACIなどのクライアントを抱え、国内外での受賞歴もある
久保田晃弘[クボタアキヒロ]
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授・メディアセンター所長。ARTSATプロジェクトリーダー。世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクト(ARTSAT.JP)をはじめ、バイオメディア・アート、自然知能と美学の数学的構造、ライブ・コーディングによるサウンド・パフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドなメディア芸術の世界を開拓中。芸術衛星1号機の「ARTSAT1:INVADER」でARSELECTRONICA 2015 HYBRID ART部門優秀賞をチーム受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
doji
afroblue
MO
takao
-
- 和書
- 星が吸う水 講談社文庫