内容説明
現代詩のトップランナーが、シュルレアリスムが生んだ数々の詩を振り返り、この運動によって芽吹いたポエジーを訪ね歩く。懐かしくも新しいシュルレアリスムのための、ガイドブック&探求の書。
目次
第1部 中心への旅(旅の準備;ブルトン+スーポー『磁場』再訪―自動記述をめぐって;パリvsイーハトーブ;ポール・エリュアールと自動記述;トリスタン・ツァラの可能性 ほか)
第2部 周縁への旅(旅のつづき;無意識という穴;中心と周縁;ジャック・プレヴェールを読む楽しさ;ルネ・シャールとシュルレアリスム ほか)
著者等紹介
野村喜和夫[ノムラキワオ]
詩人。1951年、埼玉県に生まれる。戦後生まれの世代を代表する詩人のひとりとして、現代詩の先端を走りつづける。詩集に『川萎え』『反復彷徨』『特性のない陽のもとに』(歴程新鋭賞)『現代詩文庫・野村喜和夫詩集』『風の配分』(高見順賞)『ニューインスピレーション』(現代詩花椿賞)『街の衣のいちまい下の虹は蛇だ』『スペクタクル』『ヌードな日』(藤村記念歴程賞)『デジャヴュ街道』『薄明のサウダージ』(現代詩人賞)『花冠日乗』、小説に『骨なしオデュッセイア』『まぜまぜ』、評論に『現代詩作マニュアル』『移動と律動と眩暈と』『萩原朔太郎』(鮎川信夫賞)『哲学の骨、詩の肉』など。英訳選詩集『Spectacle & Pigsty』で2012 Best Translated Book Award in Poetry(USA)を受賞するなど、海外での評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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