翻訳家たちの挑戦―日仏交流から世界文学へ

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翻訳家たちの挑戦―日仏交流から世界文学へ

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  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801004283
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0098

内容説明

“世界文学”を支える翻訳とはいかにして行われるのか―古典、詩歌、小説、思想、映画、そして創作にいたるまで、ある言語が別の言語と通いあう道なき道を模索し、苦闘の末に言葉を見出した翻訳家たちの冒険の記録!

目次

1 翻訳史から見える展望(『フランス語翻訳史』を書くということ―企画、方法、展望をめぐって)
2 作家と翻訳(文法のすれちがいと語りの声;無名の手に身を委ねること)
3 初訳、再訳、新訳(古典、娯楽小説)(新訳の必要性―ラブレーの場合;西鶴の文体を翻訳する;欄外文学を翻訳する―正岡子規の『病牀六尺』;二流文学、二流翻訳、二流読者?―娯楽小説の場合;『オペラ座の怪人』の面白さ―エンタテインメント小説の翻訳;プルースト邦訳の可能性;インタールード 出産/Naissance d’ours blancs/白熊の)
4 翻訳という経験と試練(思想、映画、詩)(開く、閉じる―文学と哲学を翻訳する際の差異について;映像のような言葉―可視化された字幕のために;翻訳における他性の痕跡としての発話行為;大岡信と谷川俊太郎の詩にみる言葉遊び;韻文口語訳の音楽―ランボー「陶酔の船」Le Bateau ivreを例に)
5 世界文学と翻訳、残るものとその可能性(「世界文学」と「日本近代文学」;翻訳という名の希望)

著者等紹介

澤田直[サワダナオ]
立教大学教授、公益財団法人日仏会館理事。1959年生まれ。専門はフランス語圏文学・思想。パリ第一大学博士課程修了(哲学博士)。主な訳書に、フィリップ・フォレスト『さりながら』(白水社、日仏翻訳文学賞)など多数

坂井セシル[サカイセシル]
パリ・ディドロ大学教授、日仏会館・フランス国立日本研究所所長。1957年生まれ。専門は日本近現代文学。CRCAO(東アジア文化研究所)研究員。パリ第七大学博士課程修了(東洋学博士)。谷崎潤一郎の選集(共訳)及び円地文子『女坂』(共訳)の仏訳により日仏翻訳文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とんこつ

6
日仏文学に関わる人を主に集めてはいるが、内容はひろく翻訳学に関するものと言える。逐語訳か意訳かという古典的な議論はもちろん、新訳についての考察、翻訳という行為が両言語にもたらすもの、字幕の翻訳の可能性、開く翻訳と閉じる翻訳の違い等々、翻訳の多面性を認識させられるとともに、それぞれの話題に強い興味を覚えた。広義に、翻訳とは異文化を繋ぐ行為で、字面通りに訳すだけはなく、起点言語と同じ深さの言語世界を到達言語で創造することを言うのだろう。しかしその創造が作者から完全に自由になれないところに難しさと楽しさがある。2020/02/25

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