アイリッシュ・アメリカンの文化を読む

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  • サイズ A5判/ページ数 236p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801001923
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0098

内容説明

17世紀からはじまったアイルランドからの移民が「想像の共同体」アメリカでどのような役割を果たしたか。その歴史をケネディ家の光と闇、アン・サリヴァンの生涯、オスカー・ワイルドの講演、そして『風と共に去りぬ』、『ハックルベリー・フィンの冒険』、『ブルックリン』、『ダイ・ハード』など文学・映画作品をとりあげ多彩な視点から考察する。

目次

序論 アイリッシュ・アメリカンをめぐって
第1章 アイルランド人とディアスポラ(移民するアイルランド人はどのように描かれたか―アイリッシュ・ジョークとイラストに見るアイルランド人;アイルランド人作家が再生産する「ことば」―移民/アイルランド語/アメリカ英語)
第2章 アメリカへのアイルランド人女性の同化(海を渡ったアイリッシュ・コリーン;自立するアイルランド女性たち)
第3章 アメリカ文化におけるアイルランド人表象(アイリッシュ・アメリカンの歌におけるバラの表象;アメリカ映画に見るアイルランド系アメリカ人の表象―警察官・刑事と消防士の世界;『風と共に去りぬ』をめぐるアイルランド人表象)
第4章 彷徨と帰郷―アイルランド人作家のアメリカ(講演するアイルランド人―オスカー・ワイルドとアイリッシュ・アメリカンの聴衆;帰郷するアイルランド人)

著者等紹介

結城英雄[ユウキヒデオ]
1948年、群馬県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、法政大学文学部教授(英文学)。Dublin James Joyce Journal顧問。主な著訳書に、『「ユリシーズ」の謎を歩く』(集英社、1999年、サントリー学芸賞受賞)などがある

夏目康子[ナツメヤスコ]
福島県生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科単位取得退学。現在、青山学院大学、早稲田大学非常勤講師(英文学、アイリッシュ・アメリカン文化)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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