内容説明
3.11を経て、いま私たちが求められているのは、自らの生活の場を、多様な問題が次々に立ち現れ、同時に未知の可能性を孕む新たな「フィールド」として、より切実に穴つめ直すこと。そのために不可欠なしなやかな感性と思考を、農村、都市、河川、出産、教室、建築、古墳、お遍路など、多彩なテーマを通じて働き出す、感性のフィールドワーク。
目次
第1章 生活価値の哲学
第2章 風景の“物語り”
第3章 都市をめぐるこどもの歴史的感性
第4章 流域の「自治」をデザインする―“絆”をつなぐフィールドミュージアムの来歴
第5章 川づくりの感性・制度・技術
第6章 「いいお産」をめぐる考察―看護のフィールドから
第7章 教室の感性
第8章 建築家のサイト
第9章 古墳と宗教的感性
第10章 旅の知
著者等紹介
桑子敏雄[クワコトシオ]
1951年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授。専門は哲学
千代章一郎[センダイショウイチロウ]
1968年生まれ。広島大学大学院工学研究院社会環境空間部門准教授。専門は建築史・意匠学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。