知のトレッキング叢書<br> 驚くべき日本美術

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知のトレッキング叢書
驚くべき日本美術

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797672879
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

「美しい畸形」VS「鎖国派」の歴史が日本美術を作った。歴史・文化・地域を横断して日本美術を論じることのできる山下流の独断と偏見と愛に満ちた日本美術論を愛弟子・橋本麻里が徹底的に聞く。

目次

第1部 日本美術を「見る」ということ(実物を見なきゃわからない、見ればわかる;実物でなくイメージで語られてきた雪舟;雪舟のフィルターが取れた瞬間;雪舟にアクセスするパスワード「乱暴力」;美術は人為的な操作の構造を見て面白いと思う芸術 ほか)
第2部 日本美術との出会い方(日本美術との出会い方;横尾忠則からつげ義春へ;切手「第一次国宝シリーズ」;つげ義春後期様式時代;人生にまだ美術が登場しない時代 ほか)

著者等紹介

山下裕二[ヤマシタユウジ]
美術史家・明治学院大学教授。1958年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。専門の室町時代の水墨画にとどまらず、縄文から現代美術まで、歴史に埋もれた作家の再評価や、価値の定まらない作品の発掘を行い、その普及に努めている

橋本麻里[ハシモトマリ]
ライター・エディター。1972年生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。明治学院大学・立教大学非常勤講師。『芸術新潮』『BRUTUS』『&Premium』『和樂』などへの寄稿のほか、高校美術教科書の編集・執筆も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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六点

97
日本美術の再評価を。大衆に届くレベルにしたキュレーターと美術ライターの対談で綴る。村岡の大乗寺って香住駅にでかい案内看板が出ていたが、行ってみたくなった。作品が享受されていた環境に今の私達が立つことは、ほぼ不可能である。そういう意味で、元の環境で見たらとても…と言うのは、「市民の目」として特権の場から美術品を解放してきた美術館員としては不適当とかんじた。人文系の学問で「語られないもの」は存在してはならないと思う、寧ろ語れないのならば沈黙すべしと、六点は思うの。まぁ、何処へも貪欲に出かけ、見たいと思った。2022/06/25

ネジ

38
★★★★☆ 古今東西の日本美術の見方を対談形式で論じた内容。山下氏のわからないものはわからないというはっきりしたスタンスが快かった。ちなみについ先日、山種美術館の画集にいたく魅了されたが、山下氏が顧問をされているそうだ。恐れ入った。 ①知識を持った上で、それを棚に上げて虚心坦懐で鑑賞するのが肝要である。 ②現代アートに関して、提言がしたいだけなら造形芸術家ではなく、ジャーナリストになればいい。 ③美術には言語化できない実感、体感があるはずである。2024/01/01

ホークス

37
「言葉にならない表現の核心」を伝えるため、矛盾する様だが「言葉で外堀を埋めて」伝えようとする。アナロジーと自らの体感で説明する。著者は「主張」をアートに仕立てるのを嫌う。表現の力(作品の強度)、目の前のものを鋭く見ることを重視する。真っ当な見識だと思う。日本では芸術と技術に境が無いと指摘し、それを肯定的に捉えていて共感した。両方とも根っこに「遊び」がある。引用文化の素地もここにある。山下氏は面白い人だ。利休を抽象、会田誠をドメスティックと言い、つげ義春ファンで岡本太郎に影響された。何より自由を尊ぶ所が好き2019/08/15

ココロココ

22
猫町倶楽部・名古屋藝術部の課題本。ある映画のセリフにもあったけど、初めてを大切にしなければいけないと思う。そして、知らないことの価値も大切にしたい。みたいようにみればいい。今度美術館に行く時は、絵をみてから解説を読むことにしよう。2016/01/26

しーふぉ

18
日本美術談義。とにかく現物を見ろと、大きさや置かれた状況によって印象がまったく変わるから。日本美術は最近気になっている分野、若冲展もちょうど始まりましたので、覗いて来ようかな。2016/04/23

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