内容説明
日独における警察法理論の展開と構造分析から再構築へ。ワイマール期~第2次大戦後の全体像から、戦後、警察の情報処理活動の法的統制まで多角的視点からの比較法的理論分析を試みる。
目次
第1章 ドイツにおける警察法理論の展開とその構造―ワイマール期から第二次世界大戦後にかけて(ワイマール期におけるドイツ警察法の理論的および制度的展開;民族共同体秩序とプロイセン警察行政法;戦後改革と警察法理論の再構成;本章のまとめ)
第2章 予防警察的情報収集活動とその統制法理(ドイツにおける予防警察的情報収集活動と侵害留保論;カメラの使用による予防警察的監視活動の法的統制;ドイツ連邦憲法裁判所による予防警察的情報収集活動の統制法理の形成)
第3章 わが国における警察法理論の展開とその構造(明治憲法下における警察法理論の構造―先験的警察義務の概念の意義と限界;現行憲法下における警察法理論の展開;制度上の警察と警察権の統制法理)
著者等紹介
島田茂[シマダシゲル]
1950年兵庫県に生まれる。1973年龍谷大学法学部卒業。1979年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。京都大学法学部助手、横浜市立大学商学部講師・助教授・教授を経て、甲南大学法学部教授・学部長、横浜市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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