内容説明
法哲学学習の基礎体力づくりのために。広大な法哲学の中からキー概念を厳選する。根拠に遡り、法哲学の基本的な考え方を伝える。多彩な素材を駆使して“法哲学の世界”を描き出す。
目次
“法を哲学する”とは?
ひとはどこまで法に拘束されるのか―さまざまな社会的ルールと法
日本の法理論はどこから来たのか―近代日本法思想史のいくつかの断面
西洋の法理論、法思想を形づくるもの―歴史、伝統、文化
法はどのように解釈・適用されているか―法律家の思考パターン
法的思考はどこまで信頼できるのか―法的思考をめぐる主流派と反主流派
個人の権利を守ろう―法的権利の性質と意義
“個人を超えたもの”の存在意議はどこにあるのか―文化・伝統・共同体の位置づけ
正義は問われつづけている―価値の多元化と正義
臓器はいかに分配されるべきか―社会正義・公序良俗・取引の自由の交錯
科学技術の発展に法はどう向き合うべきか―クローン技術と遺伝子介入の未来
「近代法」の地平を超えて―ポストモダン法理論の素描
著者等紹介
長谷川晃[ハセガワコウ]
1982年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院法学研究科教授
角田猛之[ツノダタケシ]
1982年大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、関西大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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