出版社内容情報
チンパンジー(コモンチンパンジー)、ボノボ(ピグミーチンパンジー)と人間の遺伝子はじつに「98.4%」が同じ。人間は「第三のチンパンジー」。たっ「1.6%」の差異が、なぜここまで大きな違いを産み出したか? 分子生理学、進化生物学、生物地理学等の幅広い知見と視点から、壮大なスケールで「人間とは何か」を問い続けるダイアモンド教授の記念すべき第一作が、より最新の情報をふまえ、読みやすくなって登場!
□ ネアンデルタール人になにが起きたのか
□ なぜ男性は女性より体が大きいのか
□ 肌の色は自然淘汰の結果なのか
□ なぜ年をとって死んでいくのか
□ 進化と加齢
□ 閉経後の人生
□ 新しい言語はどうやって誕生するのか
□ 類人猿の芸術家たち
□ 最古の芸術
□ 農業がもたらした光と影
□ 狩猟採集民の日常
□ 階級格差の登場
□ なぜタバコを吸い、酒を飲み、危険な薬物にふけるのか
□ 世界の征服者
□ 家畜化された動物の違い
□ 植物の力
□「 南北の軸」対「東西の軸」
□ ジェノサイド(大量殺戮)は人間の発明か
□ 動物界の仲間殺しと戦争
□ マダガスカルの消えた巨鳥
□ イースター島の謎
□ マンモス絶滅
□ 現代・過去・将来に起こる絶滅
□ なにも学ばれることなく、すべては忘れさられるのか?
【著者紹介】
1937 年ボストン生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。進化生物学者、生理学者、生物地理学者。ピュリッツァー賞、コスモス国際賞、アメリカ国家科学賞、ディクソン賞科学部門、ウルフ賞農業部門受賞。『銃・病原菌・鉄』は朝日新聞「ゼロ年代の50 冊」第1 位。他に『人間はどこまでチンパンジーか』『文明崩壊』『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』『昨日までの世界』。
内容説明
ダイアモンド博士の第一作『人間はどこまでチンパンジーか?』が、最新の情報を取り入れてより読みやすくコンパクトに!『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』のテーマがこの1冊に凝縮!「人間とは何か」を問う知的冒険の一冊!
目次
第1部 ありふれた大型哺乳類(三種のチンパンジーの物語;大躍進)
第2部 奇妙なライフサイクル(ヒトの性行動;人種の起源;人はなぜ歳をとって死んでいくのか)
第3部 特別な人間らしさ(言葉の不思議;芸術の起源;農業がもたらした光と影;なぜタバコを吸い、酒を飲み、危険な薬物にふけるのか;一人ぼっちの宇宙)
第4部 世界の征服者(最後のファーストコンタクト;思いがけずに征服者になった人たち;シロかクロか)
第5部 ひと晩でふりだしに戻る進歩(黄金時代の幻想;新世界の電撃戦と感謝祭;第二の雲)
著者等紹介
ダイアモンド,ジャレド[ダイアモンド,ジャレド] [Diamond,Jared]
進化生物学者、生理学者、生物地理学者。カリフォルニア大学ロサンゼルス校社会科学部地理学科教授。一般向けの初めての著書が『人間はどこまでチンパンジーか?』(新曜社)。『銃・病原菌・鉄』でピュリッツァー賞、コスモス国際賞等を受賞、「ゼロ年代の50冊」(朝日新聞社)の第1位に選出
ステフォフ,レベッカ[ステフォフ,レベッカ] [Stefoff,Rebecca]
歴史・科学読物作家。名著についての若い読者向けの編著で定評がある
秋山勝[アキヤママサル]
立教大学卒業、出版社勤務を経て翻訳の仕事に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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