内容説明
本書は単なる文学の書ではない。たしかに導入部は文学的事象を契機としているが、それを解明するために歴史的事実を掘り起こし、それを法的記録によって確認する作業であり、本書全体が法律学的研究の成果となっている。
目次
序章 教養法学の重要性と法学教育のあり方
第1章 憧れの日本・失意の帰国
第2章 「エリス」の実像に関する諸説と各種調査
第3章 世紀末のベルリン―『舞姫』の舞台設定
第4章 ベルリン時代の鴎外
第5章 鴎外の恋人(エリス)捜し
第6章 「エリス」=エリーゼ・ワイゲルト説の検証
第7章 実像の「エリス」
第8章 「エリス」=ルイーゼ・ヴィーゲルトへ到る旅
著者等紹介
植木哲[ウエキサトシ]
滋賀大学・京都府立医科大学・関西大学・千葉大学の各教授を経て、朝日大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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