監視文化の誕生―社会に監視される時代から、ひとびとが進んで監視する時代へ

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791771622
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

『監視社会』の著者がもたらす新たな知見
ビッグデータ時代のいま、監視されることは当たり前になった。わたしたちは常に「監視される」存在である。しかしまた一方で、われわれは常に監視する側にも立っている。SNSなどでわれわれは、さまざまな監視を日々行い、人々の行動を制限している――意図して注視しているばあいもあれば、漠然と無意識的に行っていることもある。「監視社会」論の代表者である著者が、21世紀の新たな監視社会論を提言する。

内容説明

なぜ私たちは権力による監視には抵抗しつつも、自らの個人情報を進んでアップし続けるのか?SNSやビッグデータによる「透明化」が私たちにもたらすものとは何か。監視論の権威による、オンライン時代の監視文化論。

目次

「監視文化」の形成
第1部 文脈における文化(文化の坩堝)
第2部 文化の潮流(利便性から服従へ;物珍しいものが当たり前に;オンラインからオンライフへ)
第3部 共創―文化、倫理、政治(完全な透明性;隠れた希望)

著者等紹介

ライアン,デイヴィッド[ライアン,デイヴィッド] [Lyon,David]
1948年生まれ。カナダのクイーンズ大学教授(社会学)。同大サーベイランス・スタディーズ・センターのディレクター。ブラッドフォード大学にて学士号、博士号取得(社会科学・歴史)

田畑暁生[タバタアケオ]
1965年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学大学院(社会情報学)修了。現在、神戸大学人間発達環境学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たばかる

14
ネットワークとトラッキング技術によって、選択の余地なく人々は監視されているという現状。ライアンとしては、大手企業・あるいは政府からの権力乱用に対抗し、価値合意を図るべきとしている。だが監視カメラが設置されている生活が浸透し人々が順化が進行するのであれば、プライバシーの保護よりも利便性を優先するのではないか、と問いかける。2022/03/25

GASHOW

9
私たちは、監視されている。監視カメラの利用が、防犯から、統計処理にかわり、個人の追跡、ビッグデータ処理の予測、個人の認証に変化している。監視文化に不安を唱えながらも、便利を教授しながら慣れてゆく。過去に差別に苦しめられた民族は、教訓を忘れずに、監視が人権を奪うことのないような法規制を取り入れる。日本人は、監視への恐怖が強くない人の割合が多いためか、法規制化はあまり進んでいない。犯罪捜査でナンバー追跡システムの利用は、最小限にしている。監視社会の発展はどこまでゆくのだろう。2019/12/05

アルミの鉄鍋

3
★3 色々な面から監視社会を考察した本。それがユートピアなのか、ディストピアなのか。スノーデンの告白本や、1984、素晴らしき世界、映画のザ・サークルを知っていれば楽しめるかもしれない。1番はよく出てくるこれらの書籍を見たりする事をお勧めする。便利だけど監視されて、評価されてそんな世界は本当に人間が求めてるモノなんだろうか。2019/08/05

Daimon

2
監視国家、監視社会いずれも、今の社会を表すのに適切ではない。確かに国家や企業も重要な役割をもつし、SNSやスマートフォンなど社会から監視されていることも確かである。しかし、私たちもそこへすすんで参加している-監視の実践に関わっているということである。それは単に、国家や社会を超えた「監視文化」である。ここでいう主体とは二重だ。監視に服従していると同時に、監視の主体でもある。情報を生み出す主体subjectでありかつ、それに従うsubjectする存在。そこには、生み出す主体として抵抗を示す可能性が残っている。2019/05/08

ナカムラ

0
デバイスの変化に伴って監視社会から監視文化へと流転する現代社会を、フーコーの議論を援用する形で分析している。真の問題は、監視は見る快楽を生み出すと同時に、見られるをも生み出すことだと感じた。2024/02/14

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